2月4日(土)

 大学の「児童サービス論」の授業の中で本の帯づくりという作業を行いました。「本の紹介」という課題も今までに出して、それぞれにこの絵本がおススメ、という紹介文を書いてもらっていましたが、今回はもっと短い表現でみんながその本を手に取ってくれるようなキャッチコピーを考えて帯にするというもの。

取り上げた作品はあまんきみこさんの『ぎんいろのねこ』。私も大好きなおはなしでこれまでいろいろなところで教材として使ってきました。100名以上の学生、これまでに読んだことがある人は誰もいなかったようでした。

90分の中でおはなしを読み、内容をつかみ、帯作りのヒントになるワークシートを完成させ、帯の作成までできるかな、とちょっと心配ではありましたけれど、ほとんどの学生がその場で提出。実物のように細長く切った帯、提出されたものを一枚一枚読んでいくうちにとても楽しくなって来ました。予想以上にいいものがたくさんあり、みんななかなかやるじゃない、と嬉しくもなりました。

そうだ、これをコピーしてあまんさんにお送りしよう!と思いつき、一応学生のみんなに了承を得なくちゃと昨日の授業でみんなに伝え、あまんさんへの配送作業開始。これからそれに添えるお便りを書くところです。

お便りの中で、そぅっと、講演会のお願いもしてしまおうかな。一昨年お会いした時のあまんさんの優しいお顔を思い出しながらお便りを書こうと思います。

本の帯づくりは思った以上に難しかったけれど楽しかった、という学生の感想もありました。お母さんたち、おうちでお気に入りの絵本にオリジナリティいっぱいの手作り帯、作ってみるというのはどうでしょう?本をもう一度じっくり読みこむことにもなっていいのでは、と思います。もちろん子どもたちと一緒に考えることもおススメです。

1月9日(月)

 年末25日から開催していたIBBY「世界の子どもの本展」を7日(土)に終了しました。今回で3回目という事もあってか、展示、片付け作業もスムーズに進みました。

 今回の印象・・・過去二回よりも楽しい内容の本がずらりと並んだような気がします。見にいらしたみなさんも熱心に一冊一冊手に取り、ゆっくりごらんになる方がたくさんいました。中には一度では時間が足りないと2回、3回と足を運んでくださる方も。二人でやってきた小学5年生の女の子もじっくり本を開いて、アンケートにもちゃんと答えてくれていて、その姿を見ているだけでよかった、と嬉しくなりました。

 展示された219冊の中のお気に入りの本を3冊挙げてもらったり、感想を書いてもらうアンケート用紙を用意しました。仕掛け絵本『ABC3D:ポップアップ見本帖』(フランス)や『八つ当たりの袋』(フィンランド)、イギリスの『小さなネズミの大きな恐怖の本』、『ぜったいねないからね:チャーリーとローラのおはなし』(レバノン)、スロベニアの『まじょとねこどんほうきでゆくよ』等が人気でした。

 ”世界にこれだけいろいろな言語があることにまず驚きます。そしてどの国もおなじように本の楽しさを味わっているのでしょうね。”  “字も文のわからなくてもやはり良いものはことばの壁を越えて伝わってきますね。“  ”外国語でも絵本は絵を見つつ話を想像するだけで楽しめ、ティーンエイジャー向けの本は読んでみたいものが何冊もありました。”  “以前から児童書は単に子どものだけのものでなく、子どもの心を持ち続けている大人にも共有できると思い続けていた者にとってはIBBYの本をこのように内容を教えつつ展示してくれる機会は最高!”  “初めてのことですので感動しました。文章はわからなくても説明文や絵の色彩がとてもすてきでした。”  “それぞれのお国柄やこどもを思う気持ちが表れていて興味深い。戦争中の国もIBBYに参加できる日が来ますように。” “各国環境は違っても成長の過程の悩みは同じなんだと思いました。”  “旅をしているような気分になれるステキな展示会でした。”  “世界各国の熱意、傾向が感じられ、いい展示会です。誠にいい展示会なのに参加がちょっと寂しいようで残念です。”

 どうですか、みなさんの感想。こんな気持ちを持った大人に囲まれていれば、子どもたちのことはまだまだ安心、アンケートを読みながらそんなことを思いました。見に来られなかった方々、残念!と感じているのかな。この展示会は8月に上野の国際子ども図書館からスタートし、熊本→北海道→兵庫→茨城→長崎→長野→そして平塚→愛知→広島・・と3月までの会期で巡回しています。もう近くで見られないんですね。次は2年後、また各国が「これだ」と自信を持って代表選手を送り込んでくるはずです。次回も是非巡回展示に手を挙げてうちの図書館の恒例企画にしたいと思っています。JBBYの皆さん、よろしくお願いいたします。

小学生の感想を最後に紹介して今日はとりあえずここまでとします。(先月半ばからブログがストップしていたので書き足りないことがたくさん・・・。)

さて、5年生の感想 “世界の本は絵がすごくきれいだった。”

 皆さんご協力ありがとうございました。

12月17日(土)

  いくつになっても「お誕生日おめでとう」といわれるのは照れくさくて、でも嬉しいものです。討ち入りの日に生まれた私は、由希さんの誕生日は忘れようとしても思い出しちゃう、と未だにいろいろな方からおめでとうのメッセージやプレゼントが届く幸せ者です。

 そしてやっぱりこれでしょ、とプレゼントされるのはブタグッズ。またまた新しいブタくんたちが仲間入りです。私の周りの人たちは「ついついブタセンサーが働いてしまう」のだそうで、申し訳なく思います。

 誕生日当時新宿の紀伊国屋書店の洋書売り場に注文しておいた本を取りに行くと、いましたいました、クリスマス、冬の本のコーナーに大好きなOLIVIA。雪の日のできごとや、クリスマスの準備のおはなしの中でOLIVIAが大活躍している本です。、ぬり絵になっているものもあってすぐにレジに持っていき、追加購入しました。私のこと待っていてくれた、それも誕生日に、なんて勝手に喜んで楽しくなりました。

 いつもの来館者が、またブタさんふえましたね、と気づいて声をかけてくださってまたニコニコ。25日から開催する「世界の子どもの本展」でもブタさんが登場する本がリストに入っています。手にするのが今から楽しみです。

12月13日(火)

 3日に開催したリンボウ先生の講演会の感想がメールやお便りで届いています。当日は車でご来館のリンボウ先生が東名高速の事故にぶつかり開演時間が大幅に遅れるというアクシデントがありましたけれど、みなさん一階の本を読んだり、外の空気を吸いに出てもどっていらしたり、と温かい気持ちでお待ちくださいました。

待つ方も大変ですが、待たす方はもっと大変ということもあります。リンボウ先生は車の中でハンドルを握りながらそれこそキリキリ?なさったことでしょう。

今回のお話は「古い書物」について、「みなさん、古い本っていいますが、古本と古書は違うんです。古本は古本屋、古書は古書店といいますけどね。」なんていう感じでお話が始まりました。貴重で大切な蔵書もお持ちくださって、中国、韓国、日本の古書の綴じ方の説明もありました。「あのお話を聞いてから韓国ドラマを見るたびに本が気になって、綴じ方を確認して、そうそう、と納得してしまう。」とメールを下さったのはSさん。古本に関わる仕事をなさっている方も何人か参加していましたが、「お話は大変面白く、さすがですね。」とか「普段なかなか聞くことができない内容で升水さんのところならでは、と感じた」という声も届き、私が褒められたようで恐縮してしましました。

 今ご執筆中の『謹訳源氏物語』はあと一年くらいで完結なさるそうです。「では次は完結したころいかがですか」と申し上げると、「もっと前でもいつでも」というお返事でまぁ、光栄だこと、と嬉しくなりました。

 今日はリンボウ先生、横浜のみなとみらいホールで源氏物語芸術祭にゲストとして講演をなさるはず、本番を前に今頃打ち合わせをしていらっしゃるのでしょう。

 先月29日にお父様をお亡くしになったばかりでしたが、平塚にも予定どおり来ていただくことができ、講演会も好評でリンボウ先生にはもちろん、参加してくださったみなさんにも感謝しています。

さて、これで今年のイベントはおしまい、というわけではありません。冬休みに「世界の子どもの本展」を開催します。楽しい冬の企画にしたいものです。みなさん来てくださいね。年明けにまたがっての開催です。最終日1月7日土曜日にはおはなし会も開きます。

11月28日(月)

 今週の本の紹介をアップしました。本庄ひさ子さんの『Xmasアドベント・ブック』をとりあげました。今月出たばかりのクリスマスの本です。新宿紀伊國屋書店の8階、エレベーターをおりると目の前に今クリスマスの本がずらりと並んでいます。そこで目に付いたのがこの本でした。

  うちの図書館にもクリスマスの本はたくさんありますけれど、パラパラとページをめくってこの本庄さんのクリスマスブックにすっかり引き込まれてしまいました。詳しくは本の紹介コーナーをお読みください。

  子どもブックサーカスとしてリニューアルして4回目のクリスマスを迎えますが、クリスマスだからといって本屋さんのようにクリスマスの本を前に出して飾るということはこれまでしてきませんでした。クリスマスの本を集めた書棚があるのでそこで見てね、という感じです。ツリーは子どもたちが小さいときに購入した1,5メートルのものがあるので、シンプルに飾ります。

  今年はアドベントカレンダーピクシーというお人形を買いました。家庭画報の通販で見つけ、絶対に図書館の空間にピッタリ、と即決購入。それが届きました。125センチの予定のものが150センチになったということでドーンと大きい24のポケットのついたズボンをはいている男の子です。クリスマス、クリスマスしていないところも気に入っています。どこにいてもらおうか、といろいろ考えたのですが、とりあえずグランドピアノの向こうにある書棚の一番上の取っ手にぶら下がってもらっています。

 是非是非見に来てください。この大きなご主人のお供のような小さなおそろいのお人形も6人そろってお待ちしています。

11月12日(土)

 10月27日からスタートした読書週間も11月7日に終了しました。毎年読書週間だからとその期間にいつもよりたくさん本を読めるわけではありません。でも、いつもよりも「本」の存在を意識します。新聞、雑誌が本の特集記事を組んでくれることで「この本読んでみよう、買ってみよう」と刺激され、図書館でポスターを目にして、「読書の秋」を心がける、そんな半月です。

 私はここ2週間、地元の図書館でのイベント、おはなし会、図書館協議会メンバーによる図書館訪問、と「本」「図書館」との関わりがやはりいつもよりも濃かったように思います。

 図書館では調べ学習コンクールの表彰式に続いて、アーサー・ビナードさんの講演会、詩人ビナードさんのお話、なかなか面白いものでした。その後夜7時から公民館での大人のためのおはなし会、ここでは津軽弁による『八郎』を市長が披露してくださり、方言の素晴らしさと、語り手の力にグイグイとお話の世界へ引き込まれて行きました。

 2年に一度企画されている図書館協議会委員による図書館見学、今回は座間キャンプの中の図書館へ。いつもすぐ横を車で通っているキャンプの中はどんななのかしら、独立記念日には一般市民に開放されますが、中の中まで見学はできません。まずはバスでキャンプの中をひと巡り。広いとは知っていましたが、本当に広い!学校、消防署、ホール・・・ゴルフ場まであります。

 さて肝心のライブラリー、これがまた各コーナー贅沢にスペースが取られていてうらやましい限りです。館長の意向が大きく反映された児童室は特に明るく広く、楽しい雰囲気でした。

 日本の図書館は教育委員会の管轄ですけれど、アメリカは福利厚生という立場から図書館を運営しているそうです。ここはコミュニティセンターの役割も兼ねており、集会室や会議室も数多く備わっています。優しく穏やかな方とお見受けする館長さん(もちろんアメリカ人)は、子どもたちには小さいころから図書館に親しんで、図書館が生涯自分にとって大切な場所になってほしいとお話しなさっていました。児童サービス論でこの間学生に話したことと一緒だ、どこの国でも同じ願いを持っているのだな、と何だか嬉しいような、ほっとしたような気持ちになりました。

せっかく来たのだから、とランチはキャンプの食堂で。円高のお陰で今ならお得ですよ、と案内の方に「円」で払うことを勧められました。当然ドルなんてもっていなかったのですが。野菜とチキンがタップリタップリのタコスをおなかいッぱい食べて帰ってきました。

 さて、読書週間は終わっても本はどんどん読まなくちゃ。昨日の小田急線の中、前に座っている7人のうち4人は本を開き、3人は携帯電話とipod。読書組の勝ちぃ~と心の中でニヤニヤ。まだまだ大丈夫、なんて思った私です。でも一人差だ!!

10月28日(金)

 高く澄んだ空、キリッと冷たい空気、秋を感じるようになりました。夜も長くなってきましたし、本を読むにはこの上ない季節です。27日から読書週間もスタートしましたね。

うちの図書館のHPの本の紹介コーナー「こんな本・あんな本」も今週アタマにアップした『さんびきのコブタのほんとう話』で50冊めとなりました。HPを新しくして去年の12月から毎週1冊ずつ書き溜めてきて、ようやく節目の50冊。この50冊めにどの本を選ぼうか、45冊をこえたころからちょっと気になりだしていました。

そして奇しくも私が大好きなブタが登場するこの『さんびきの・・・』になったわけですが(このお話では大好きなブタたちもいいイメージではないけれど)、本当は別の本を考えていました。でもその本が書棚に見当たらず、それならもう一冊買っちゃえと本屋さんへ。

 ところが、新宿紀伊國屋もジュンク堂も在庫なし、出版元も在庫切れ、と同じ返事でした。それならそれなら、もう一度念入りに書棚を探す?書架に出ていない本もダンボールにいっぱいあるわけだし、と簡単に見つかりそうにありません。そこでお目当ての本を探しに行ったジュンク堂で見つけた『さんびきの・・・』を急遽紹介することにしました。

  こんなにたくさんの本があるのにいざ紹介文を書くとなると、どの本にしようか、なかなか決まりません。好きだな、おもしろいな、くらいの本では書けない、ということもありますし、大作すぎてまだまだ読みこなせなくて私の中で消化不良状態のものもあります。自宅のパソコンの下には一応選んであるけれど順番待ち,待機中ですという本がズラッと並んでいます。熟成するのを待って本を寝かせている感じでしょうか。

 ブログは時々、でも「こんな本・あんな本」は毎週必ず、という気持ちでこれからも紹介して行きたいと思っています。

10月15日(土)

 大学での後期の授業が始まりました。前期の図書館サービス論に続き、後期は児童サービス論、こちらの方が私の専門ということもあって準備も当日も前期以上に楽しく感じられます。講義では時計を見ながら話をしているつもりですけれど、いつも後何分?と最後の方は板書もスピードアップになります。あれもこれもとその場になって伝えたいことが出てきたりでなかなか予定どおりにいきません。半期15回講義では全く時間が足りない!

 時間に限りはあるけれど、児童サービス論なので毎回絵本を紹介することにしました。受講生が大勢なためOHPを使っての読み聞かせのかたちになります。先週は『まあちゃんのながいかみ』『だれがきめるの?』」そして昨日は『どろぼう夫婦』と『かぜはどこへいくの』の二冊。大教室で100人以上の学生を相手に読む、というのもかなり緊張します。昨日はまだまだ気温も高く、汗をかきかき読み進みました。 いつも以上に「ゆっくり」を心がけて読んだつもりです。学生の反応はどうなのかと本を選ぶときから悩むのですが、4冊ともそれぞれの良さがキチンと伝わったようでヤレヤレ。大人が読んでも素晴らしい、という感想もたくさんあって(授業の最後に感想を書いてもらっています)絵本、読み聞かせは大人にもいいものだ、と改めて感じます。感想は2冊のうち良かった方どちらか1冊、と指示していますけれど,これまでの2回では4冊とも平均的な人気で、それも提供側にするとホッとする結果です。でも次に何を持っていくかという悩み、プレッシャーも。(来週分はもう決めていますが)

 講義の中で「いい本とはどういう本か」について鳥越信さんのアドバイスなど紹介し、ではあなたはどう考えますか、と書いてもらったら、予想以上に学生みんながなるほど、と感じる意見を出してくれました。みんななかなか、です。こんな風に考えている女子学生、将来いいおかあさんになるね、と嬉しくなります。私もそんな学生のみんなに自分が伝えられるものはいい形ですべて伝えて行きたいなと思った昨日の大学での講義でした。

10月8日(土)

 一週間の会期で開催していた『ノン二展』も終了、多くの方に来ていただき、茨木啓子さんの朗読会も盛況でした。今回の催しでアイスランドという国がずっと遠い北の国、というイメージから日本とも共通点の多い身近な国、と感じだ方も多いのではないかな、と思います。

 近隣からいろいろな方が足を運んでくださいました。私はもっぱら1階のカウンターで「展示は2階です。」とご案内するばかりでしたが、最終日に楽しい出会いがありました。

 その方はノン二展をご覧になった後、1階へ降りてきてずっとブタのコーナーで熱心に本を開いていた、と思ったら、「これ、どうしてですか?」「エっ?」「ブタ、どうしですか?」とのいきなりの質問に私の方もびっくり。「ブタが好きなので、いろいろ集まっちゃたんです。」「実は僕、養豚家なんです。」「エエーっ!」余りに意外な言葉に私の方は一瞬言葉がでてきませんでした。

 その後、ブタのことをいろいろおはなししてくださってとても楽しいひとときでした。オス豚の牙はすごいんだそうです。イノシシと一緒かぁ・・・。オスは脂肪なんかがついてちゃダメ、しっかり筋肉質、そして子育てするメスは脂肪がたっぷり、ということも教えていただきました。「また、これ見に来ます。」とお帰りになった方は茅ヶ崎在住の男性でした。 私のブタコレクションもますます充実させてお待ちしております・・。

 次は12月の大きな企画2つ。3日のリンボウ先生講演会、冬休みのIBBY世界児童書展です。リンボウ先生も3回めの登場となります。今回はリンボウ先生本来のご専門分野、書誌学、古い書物のおはなしをしていただくことになっています。ポスターもチラシもいつもより早く用意ができました。残るは宣伝です。たくさんの方のご参加をお待ちしています。

  

9月28日(水)

 爽やかな秋の風が吹き始めました。今日から図書館ではアイスランドの童話作家ノン二展の開催です。朝10時、オープニングの集まりが開かれました。大蔵前平塚市長を中心にたくさんの方々のご協力を得て地元のみなさんが集まってくださり、大盛会。こんなにたくさんの男性が、こんなに年配の方が一度にこの図書館に集ったことは今までなかったのではと思います。この企画を通じて、より多くの方々(先ず大人)が児童文学、本、に親しみそれが子供に自然に伝わっていってくれたら、と思います。

 私自身は 「本が好き」という自分だけの世界がいつの間にか図書館という場を通してこんなふうに広がってしまったというのが正直な気持ちです。その「本が好き』という気持ちがこのところまたエスカレート気味で、9月は書架に並ぶ新しい絵本がたくさん増えました。

 新宿紀伊國屋書店で買いました、買いました。あまりに重いので、今回は届けてもらうことにしましたがもう待ちきれなくて到着するや否や片っ端からページを広げてニコニコ。「ご飯はどうなった?」とお腹をすかせた娘たちにあきれられ、楽しい絵本タイムは中断、テーブルに食事の用意をして、自分はまた絵本に戻ると、娘たちのあきれ顔は勝手にしなさい、私たちはご飯たべます、というふうに・・・。

 どんな本が届いたかについてはまたHPの本のコーナーで紹介していきたいと思います。あの日、紀伊國屋書店で本選びに夢中になっていなければ、すぐに電車に乗って帰っていれば、小田急線の中で6時間、なんていうハメにはならなかったのに。そう、あの台風の一番「大丈夫?」と言われている時間帯に本屋さんの中を動き回っていたのでした。本好きにも困ったものです・・・。