4月17日(火)
先週はブタくん三昧。まず上野の国際子ども図書館の小展示「すべてのブタは美しい」を見に行きました。何日か前、「Do you love pigs? 」というタイトルのメールが届き、エーッ、なぁに、誰から?と開いてみると、国会図書館時代の先輩、現在子ども図書館勤務のSさんでした。Sさん企画の豚が出てくる児童書の展示です。Sさんの思いがこもった展示リストの解説のアタマには
“清潔で頭がいい、 とう実像にも関わらず、「豚」 「豚小屋」 「豚箱」 「豚野郎」 「豚児」など 豚の評判 はかんばしくありません ・・・あまりいいイメージが持たれていないのです。 しかし、 子どもたち、児童文学の作家・挿絵画家たちもずっと前から 豚の 実像と 魅力に 気付いてま した。 そうでなかったら 、これだけたくさんの児童文学作家や挿絵画が豚を主人公にして描き、またその作品が子どもちに愛 されているわけがありません。”
こんな文章が書かれていました。ウーン、本当にそう、そう。これは絶対見に行かなくちゃと、先週木曜日に上野まで出かけて行きました。お天気はもうお花見日和、人がいっぱいの上野公園を通り抜け、子ども図書館へ。
洋書がそろう資料室の入り口の書棚二面にブタくんたちが表紙に登場する本が並んでいます。知っている本、知らない本、点数にして66冊を一冊一冊てにとってゆっくり眺めました。(言葉がわからないものもあるので読むというより眺める、でも簡単なSさんの解説があり、何しろ絵がものがたっていますから、十分楽しめました。)ところどころに飾られたブタくんの置き物にも注目、一体どこで手に入れたの、私も欲しい。私物だったらおねだりしたい・・・といろいろクンクン嗅ぎまわりました。
そして土曜日、この日は座間市立図書館で詩人、絵本作家、翻訳もたくさん手がけている木坂涼さんのお話とワークショップがあり平塚の図書館はお休みしてそちらに参加しました。
木坂さんの読み聞かせ『ぜったいたべないからね』は絶品。木坂さんの読みに子どもも大人も笑ってしまう場面がたくさんありました。すっかり木坂ファンになってしまいました。実際にお会いしてお話をしてみると、たくさんの翻訳作品から思い描いていた木坂さんのイメージとは全くちがっていました。翻訳する時のお話もあり、どんな顔して原文と向かい合っているのかなぁ、と木坂さんの仕事中の様子を想像しながら楽しいお話に耳を傾け、大人はこれでおしまい、なんて思っていたら大間違い。
ワークショップではまず詩のように自分の好きなもの、好きなことを紙に書き出してみましょう、木坂さんのアドバイスを受けてから絵をつけてみましょう!子どもたちはワイワイ、どんどん書き始め、大人たちはちょっと待って、と言いながらそのうちに子どもたち、木坂さんのペースに巻き込まれて・・・。
私の好きなものといったら、本?食べ物?いやブタでしょ。そこで書いたのがこんなのでした。
ブタが好き。くるりとまわるしっぽが好き。ブヒブヒぬれてる鼻が好き。 幸せの使者でもあるかわいいブタくんたち。でも、ごめんね、実は角煮も大好きなの。
というわけでいつも以上にブタくんを意識する一週間でした。
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