1月9日(月)
年末25日から開催していたIBBY「世界の子どもの本展」を7日(土)に終了しました。今回で3回目という事もあってか、展示、片付け作業もスムーズに進みました。
今回の印象・・・過去二回よりも楽しい内容の本がずらりと並んだような気がします。見にいらしたみなさんも熱心に一冊一冊手に取り、ゆっくりごらんになる方がたくさんいました。中には一度では時間が足りないと2回、3回と足を運んでくださる方も。二人でやってきた小学5年生の女の子もじっくり本を開いて、アンケートにもちゃんと答えてくれていて、その姿を見ているだけでよかった、と嬉しくなりました。
展示された219冊の中のお気に入りの本を3冊挙げてもらったり、感想を書いてもらうアンケート用紙を用意しました。仕掛け絵本『ABC3D:ポップアップ見本帖』(フランス)や『八つ当たりの袋』(フィンランド)、イギリスの『小さなネズミの大きな恐怖の本』、『ぜったいねないからね:チャーリーとローラのおはなし』(レバノン)、スロベニアの『まじょとねこどんほうきでゆくよ』等が人気でした。
”世界にこれだけいろいろな言語があることにまず驚きます。そしてどの国もおなじように本の楽しさを味わっているのでしょうね。” “字も文のわからなくてもやはり良いものはことばの壁を越えて伝わってきますね。“ ”外国語でも絵本は絵を見つつ話を想像するだけで楽しめ、ティーンエイジャー向けの本は読んでみたいものが何冊もありました。” “以前から児童書は単に子どものだけのものでなく、子どもの心を持ち続けている大人にも共有できると思い続けていた者にとってはIBBYの本をこのように内容を教えつつ展示してくれる機会は最高!” “初めてのことですので感動しました。文章はわからなくても説明文や絵の色彩がとてもすてきでした。” “それぞれのお国柄やこどもを思う気持ちが表れていて興味深い。戦争中の国もIBBYに参加できる日が来ますように。” “各国環境は違っても成長の過程の悩みは同じなんだと思いました。” “旅をしているような気分になれるステキな展示会でした。” “世界各国の熱意、傾向が感じられ、いい展示会です。誠にいい展示会なのに参加がちょっと寂しいようで残念です。”
どうですか、みなさんの感想。こんな気持ちを持った大人に囲まれていれば、子どもたちのことはまだまだ安心、アンケートを読みながらそんなことを思いました。見に来られなかった方々、残念!と感じているのかな。この展示会は8月に上野の国際子ども図書館からスタートし、熊本→北海道→兵庫→茨城→長崎→長野→そして平塚→愛知→広島・・と3月までの会期で巡回しています。もう近くで見られないんですね。次は2年後、また各国が「これだ」と自信を持って代表選手を送り込んでくるはずです。次回も是非巡回展示に手を挙げてうちの図書館の恒例企画にしたいと思っています。JBBYの皆さん、よろしくお願いいたします。
小学生の感想を最後に紹介して今日はとりあえずここまでとします。(先月半ばからブログがストップしていたので書き足りないことがたくさん・・・。)
さて、5年生の感想 “世界の本は絵がすごくきれいだった。”
皆さんご協力ありがとうございました。
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