10月15日(土)

 大学での後期の授業が始まりました。前期の図書館サービス論に続き、後期は児童サービス論、こちらの方が私の専門ということもあって準備も当日も前期以上に楽しく感じられます。講義では時計を見ながら話をしているつもりですけれど、いつも後何分?と最後の方は板書もスピードアップになります。あれもこれもとその場になって伝えたいことが出てきたりでなかなか予定どおりにいきません。半期15回講義では全く時間が足りない!

 時間に限りはあるけれど、児童サービス論なので毎回絵本を紹介することにしました。受講生が大勢なためOHPを使っての読み聞かせのかたちになります。先週は『まあちゃんのながいかみ』『だれがきめるの?』」そして昨日は『どろぼう夫婦』と『かぜはどこへいくの』の二冊。大教室で100人以上の学生を相手に読む、というのもかなり緊張します。昨日はまだまだ気温も高く、汗をかきかき読み進みました。 いつも以上に「ゆっくり」を心がけて読んだつもりです。学生の反応はどうなのかと本を選ぶときから悩むのですが、4冊ともそれぞれの良さがキチンと伝わったようでヤレヤレ。大人が読んでも素晴らしい、という感想もたくさんあって(授業の最後に感想を書いてもらっています)絵本、読み聞かせは大人にもいいものだ、と改めて感じます。感想は2冊のうち良かった方どちらか1冊、と指示していますけれど,これまでの2回では4冊とも平均的な人気で、それも提供側にするとホッとする結果です。でも次に何を持っていくかという悩み、プレッシャーも。(来週分はもう決めていますが)

 講義の中で「いい本とはどういう本か」について鳥越信さんのアドバイスなど紹介し、ではあなたはどう考えますか、と書いてもらったら、予想以上に学生みんながなるほど、と感じる意見を出してくれました。みんななかなか、です。こんな風に考えている女子学生、将来いいおかあさんになるね、と嬉しくなります。私もそんな学生のみんなに自分が伝えられるものはいい形ですべて伝えて行きたいなと思った昨日の大学での講義でした。

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