2月5日(土)
今日は今年最初のおはなし会、テーマはおはなしの中の「鬼」。
どのくらい子どもたちが集まってくれるかな、大人はどうかな、
たくさん来てくれると嬉しいな。スタッフはみんな同じ気持ちで準備を始めます。
豆まきは一昨日済んでしまいましたが、節分にちなんだお楽しみの用意もすっ
かり整ったころ、参加者が続々お目見えです。久しぶりの子もいます。
ついこの前の火曜日にも来てくれたRくん、Tくん、Sくんの姿もあります。
大人だけの参加者もおなじみの方々、みなさんありがとうございます。
佐藤さんのすばなし『かたつの子』から始まり、『おなかのなかにおにが
いる』、『島ひきおに』、『なみだおに』 休憩をはさんで『ゼラルダと人喰い鬼』
『おにのめん』、最後は『ソメコとオニ』の7つのお話を取り上げました。
『島ひきおに』は何度読んでも切なくて、何度読んでも二ヤリとしてしまう
『ソメコとオニ』。こんな鬼に出会ってみたい、とどのおはなしの中の鬼も
魅力的です。
長いものも多かったのですが、小さい子どもたちも最後までお話に
耳を傾け、熱心に聞き入っていました。素晴らしい、と大人スタッフは今回も
感心して子どもたちを見守ります。
『ゼラルダと人喰い鬼』を読んだ私は大きな失敗をしました。
本番で書棚にもう一冊あった新しい本を使ったことが誤りでした。下読みの
時の本よりこちらの方がきれい、と単純に本を入れ替えて読み始めたのですけ
れど、1ページめを読み終えて次のページをめくろうとしててこずりました。
アッしまった、と思った時はもう遅かった・・・。手になじんでいない本は開き
にくくページもめくりにくいのです。つい本がきれいだから、と基本的なことを
うっかり忘れてしまい、その動揺は読みにも如実に表れたのでした。
ごめんなさい。でも帰りがけにSくんのお母さんが「すっかり人喰い鬼が
気に入ったようです。」と言ってくださったのでちょっとホッとしました。
また火曜日に『ゼラルダと人喰い鬼』を読みに来てくれるかな。
今回も朗読を引き受けてくれたYくん、お疲れさまでした。いっぱい
練習したことでしょう。ありがとう。参加してくださったみなさん、おうち
で鬼のお話をしながら鎌倉の「まめや」さんのお豆食べましたか?
鬼は本当にいるのでしょうか?今日のお話のように優しい鬼、人懐っこくてかわ
いい鬼だったら一緒に遊んであげてもいいよね。
人の心の中に住む鬼が一番怖いんじゃないかしら、と思います。
心の中にいるかもしれない鬼退治のためにもお豆を食べるのかな?
きっと私が一番楽しかった今日のおはなし会でした。
『島ひきおに』、『ゼラルダと人喰い鬼』は近々本の紹介のコーナーに
登場する予定です。
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