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11月24日(土)

 スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年ごとに開催される「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」の2011年展へ行きました。

板橋区立美術館を中心に毎回いろいろなところを巡回しています。2年前の前回は丁度平塚の美術館へやってきたので簡単に見に行くことができました。

今回、浦和→千葉→高浜→足利と回ります。チラシに大きく紹介されているグランプリ作品を是非見たいと思っていたのですが浦和へ行きそびれ、千葉にも行けず、半分あきらめかけていたところへJBBYからの送付物。その中に次の開催は高浜市のかわら美術館、というチラシがはいっていました。招待券も。

高浜市ってどこ?チラシの表のすっかりお馴染みになっているグランプリ作品をまた眺めてからチラシをひっくり返して場所を確認。高浜市は愛知県、それも年に何回か行っている刈谷市の近く!とわかって「行くぞ」と気合が入りました。

新幹線に乗ってはるばるとやってきました「かわら美術館」。美術館のすぐ横の駐車場は満車です。入り口ではデ―ンと二体のシャチホコがお出迎え、金色ではなく茶色い焼き物のシャチホコです。もちろん先ずここで一枚記念撮影。

さぁ、念願の原画をゆっくり見て回ります。グランプリ作品、韓国のチョ・ウンヨンさんの『はしれ、トト!』チラシで見るよりもずっとずっと迫力満点、なんていうのは当たり前ですが、美しくダイナミックに走る馬の姿に圧倒されます。すごい!!この作品の原画を見られただけでもここまで来た甲斐があったというもの、歓声を上げたい気分でした。日本人の作品もたくさんありました。

どれも受賞作だけあっていい作品です。でもやっぱり『はしれ、トト!』でしょ、とその他の作品の紹介はここでは割愛します。

上の階で同時に開催されていたしかけ絵本の展示もなかなか楽しいものでした。下へ降りてきて当然ミュージアムショップへ。ここで費やした時間もかなりのもの、しかけ絵本、展示会の絵はがき、等をいっぱい買いこみました。なんといっても今回の図録、いいです。一番後ろのページ、ブラティスラヴァの町並み、夜景がポップアップになっています。

 12月1日には広松由希子さんの講演会もあるようです。行きたいけれど、土曜日そんなにお休みできないし・・・。先ずは広松さんにメールを送っておこうかな。

11月3日(土)

 今日は文化の日でした。土曜日と祝日が重なってちょっと損した気分の人たちも多いのかもしれません。

 さて、誠文堂新光社から出ている雑誌(seibundo mook)『イラストノート』これは描く人のためのメイキングマガジン。プロを目指す人を意識しての編集になっているようですが、その最新号NO.24(11月1日発行)は~特集 まるごと絵本のつくり方 ~です。

 巻頭には中村佑介さんと林静一さんの対談、その後絵本特集がたっぷり。三部構成の第一部はまるごと絵本のつくり方。絵本づくりに携わる人たちへの取材を通して、新しいロングセラーを生み出すためのヒントを探っています。第二部は今注目の5人の絵本作家さんたちが登場。第三部 絵本を届ける人たち・・出版社、ギャラリー絵本学校、公募展等の紹介です。

第一部ではまず“『ぐりとぐら』はなぜ人の心をつかむのか?”で始まります。つい2,3日前中川李枝子さんとお電話でお話ししたばかりだったのですが、またこの話題でまたお便りしようかな・・・。

それからそれから第三部の絵本ギャラリー一覧(絵本関連の展示を行っているギャラリー、美術館、図書館、喫茶店、BARなど)のページにうちの図書館が載っています。全国46のリストの中に加えていただき何と光栄なことか、恥ずかしくないようにもっともっと充実した「子どもブックサーカス」にしなくては、とちょっとプレッシャーも感じています。

 秋も深まり、本が手離せない季節でもあります。このところ新しい絵本の出版も盛んで本屋さんへ行くたびにアレコレ買いこみ、ニコニコして帰ってくることが多い日々です。食欲よりも読書欲の秋!!ウーン、幸せ。