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10月2日(火)

いつまでたっても暑い暑いと汗をふきふきペットボトルを手放さずに動く毎日です。せっかくの十五夜は台風で見られず、その台風の後これで一気に秋がやってくるのかと思ったらまだまだ・・。

 さて9月後半は国際子ども図書館のTさんのお誘いで2つの楽しい催しに行ってきました。

 まず絵本『泥かぶら』出版記念パーティ。劇団「新制作座」のオリジナル演目(脚本真山美保さん)をくすのきしげのりさんが文、絵は伊藤秀男さんが担当し瑞雲舎から刊行されました。くすのきさんも徳島からお出ましになり、『おこだでませんように』と『泥かぶら』を自ら朗読してくださいました。

 くすのきさんは元小学校教諭の方です。朗読の前にお聞きしたお話がとても印象的でした。子どもの本を書く仕事は、みんなの心に窓を作ることだと思っています、とおしゃっていました。子どもだけでなく大人の心にも窓を作る、その窓からはいろいろなものが見える、視線によって見えてくるものが違う、大人も子どもの目線で窓から外を見るとそれまでとは違ったものがみえてくるはず・・。

子どもたちに「大きくなったら何になりたいか?」と尋ねると、「お花屋さん」とか「芸能人」とか「野球選手」という答えが返ってくるが、質問の仕方を変えて「どんな人になりたいか?」と聞いてみると、例えば、「優しい人」、「人の役に立つ人」、「イチロウみたいな人」というふうに子どもたちは答えてくる。どんな人になるかというのは生き方に関わってくる。イチロウみたい、ということは単に野球選手ではなく、イチロウのように努力して世界で活躍する、そういう意味になる・・・、というようなお話がありました。また言葉の大切さ、大きさについても触れ、「本」という世界が与えるチカラについても熱く語られました。

会場は劇団「新制作座」、全国から集まった絵本セラピスト、出版関係の方々、とたくさんの人たちで賑やか、活気があふれていました。

 もうひとつは週末に紀伊國屋サザンシアターで行われたお芝居「山鹿灯籠夢日記」・・・てくてく座特別しつらえ寸劇仕立(浪曲入り)・・・の観劇です。絵本作家と出版社スタッフからなる「てくて座」。座長は飯野和好さん、浪曲入りですからもちろん飯野さんが中心になって準備なさったのでしょう。とにかく楽しい、おもしろい、にわか仕立ての役者さんが勢ぞろい(ささめやゆきさん、中川ひろたかさん、工藤有為子さん、あべ弘士さん、長谷川義史さん、山本孝さん、長野ヒデ子さん、大友剛さん、石井聖岳さん、おくはらゆめさん)しての大熱演に会場は大爆笑の連続。おひねりがバンバン飛びます、屋号があちこち飛びかいます。そして舞台上の絵本作家さんたちもまんざらではない様子がまたいい感じ。山鹿灯籠踊り保存会の皆さんも舞台で踊ってくださり、しばしうっとり。股旅もの世話もの、笑ってちょっぴり切ない人情時代劇、と口上どおりのお芝居でした。

これは震災支援を目的として絵本作家のみなさんが結集して行われたものです。会場入り口ではそれぞれの作家さんのイラスト手ぬぐいやサイン本が販売され、これも支援のひとつとなっていました。高楼方子さんの手ぬぐいも見つけました。手ぬぐいを6本購入し少し支援のお手伝い。みなさんの温かい気持ちが伝わる楽しい企画でした。