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3月26日(月)

 センダック展も残すところあと2日、明日で終了です。昨日はお天気にも恵まれ、鼎談日和?90分という短い時間でしたが、コレクターの有山さん、冨山房の坂本社長、翻訳家のこだまともこさん、3人の方々にセンダックのこと、話していただきました。流れは大体考えていましたけれど、細かい打ち合わせなどなしのぶっつけ本番の進行役でどうなるか、時計を見ながら、次はなにを?と頭の中は大忙し。

 坂本社長からの『かいじゅうたちのいるところ』との出会いや16冊版権を取得した経緯など、出版サイドのお話はとても興味深く、また翻訳者としてセンダックの本と向き合うこだまさんのお話はまたまた「なるほど」と勉強になり、一言一言にセンダックへの思いがあふれてくるような有山さん・・・と進行役を忘れて話に聞き入ってしまいました。会場には坂本社長の奥さまもいらしており、最後に奥様にもマイクを向けて感想を伺いました。

鼎談の後はこだまさんのサイン会、その後場所を変えてゲストの皆さんとお茶をのみながらまたお話をしました。鼎談を聞きにいらした方と何組もお会いしました。みなさん、お茶を飲みながらまたセンダック論? ゲストをお送りして図書館へ帰り片づけをしていると、参加なさったKさんがいらして、「あれからみんなでお茶を飲んでセンダックで盛り上がってこんなにおそくなってしまいました・・・。」もうじき7時ですよぅ。今回の企画、そんなに楽しんでくださったのですね。嬉しい限りです。でもね、一番楽しかったのはやっぱり私です、きっと。ちょっと気難しいとお見受けするセンダックさん、日本の平塚のちっちゃな図書館であなたをテーマに昨日は大いに盛り上がったこと、ご存知ないのは当然ですが、センダックさんのお陰でみんな楽しかったんです、本のチカラ、芸術のチカラ、文化のチカラはすごいですね。

 さて、今週で72冊目になったHPの本の紹介のコーナーですが、センダック作品はまだ取り上げておりません。ここで次はやっぱりセンダック?もちろん冨山房出版の本で。こだまさんのお話をうかがって『きみなんかだいきらいさ』にしようか、基本のキ『かいじゅうたちのいるところ』かな・・・・。わぁ、どうしよう。

3月23日(金)

20日から「マイ・コレクション・・・センダック」展がスタートしました。

2階のすペースはすっかりセンダックの世界。改めて有山さんのコレクションの素晴らしさを感じる今回の展示です。たくさんのかいじゅうたちに囲まれていると、まるで自分がマックスになったような気分になって一緒に「かいじゅうおどり」をしてしまいそう。何とも楽しく幸せになります。みなさんも楽しくなりに来ませんか。私もすっかりセンダックファン。そんなのまだまだファンの域じゃないですよ、と有山さんにいわれてしまいそうですが。

展示は来週の火曜日までです。たくさんの方に見ていただかないともったいない、そんな気持ちです。ぜひどうぞ。

3月6日(火)

  一昨年、大盛況だった中川李枝子さんの講演会の時、定員以上の申し込みに椅子を並べて席は用意したのですが、お顔が見えなくて残念だったという声がたくさんありました。そこでこの度講演会用のステージを大工さんに頼んで作ってもらいました。

それが先週土曜日に運び込まれ、あまりに立派なステージができてきたのでみんなで嬉しい歓声。なかなかいい仕上がり、さすがに熟練した大工さんの作品です。これで遠くからも講師のお顔がバッチリ見えます。25日のセンダック展会期中の鼎談がこのステージのデビューとなります。

図書館の中の設備もひとつひとついろいろなものが揃い居心地がよくなっていきます。外側ばかりでなく、講演会や企画展の中身もどんどん充実させていかなくては。気を引き締めて活動していこうと思います。それにしても本当に立派なステージ。「これなら使わない時、レンタルに出して少しでも運営資金に充てられるんじゃない?」という声も。新しいステージの上で行われる鼎談、みなさん是非聞きに来てください。もちろん中身だって充実した内容の濃いお話になるはずです。