» 2011 » 11月のブログ記事

11月28日(月)

 今週の本の紹介をアップしました。本庄ひさ子さんの『Xmasアドベント・ブック』をとりあげました。今月出たばかりのクリスマスの本です。新宿紀伊國屋書店の8階、エレベーターをおりると目の前に今クリスマスの本がずらりと並んでいます。そこで目に付いたのがこの本でした。

  うちの図書館にもクリスマスの本はたくさんありますけれど、パラパラとページをめくってこの本庄さんのクリスマスブックにすっかり引き込まれてしまいました。詳しくは本の紹介コーナーをお読みください。

  子どもブックサーカスとしてリニューアルして4回目のクリスマスを迎えますが、クリスマスだからといって本屋さんのようにクリスマスの本を前に出して飾るということはこれまでしてきませんでした。クリスマスの本を集めた書棚があるのでそこで見てね、という感じです。ツリーは子どもたちが小さいときに購入した1,5メートルのものがあるので、シンプルに飾ります。

  今年はアドベントカレンダーピクシーというお人形を買いました。家庭画報の通販で見つけ、絶対に図書館の空間にピッタリ、と即決購入。それが届きました。125センチの予定のものが150センチになったということでドーンと大きい24のポケットのついたズボンをはいている男の子です。クリスマス、クリスマスしていないところも気に入っています。どこにいてもらおうか、といろいろ考えたのですが、とりあえずグランドピアノの向こうにある書棚の一番上の取っ手にぶら下がってもらっています。

 是非是非見に来てください。この大きなご主人のお供のような小さなおそろいのお人形も6人そろってお待ちしています。

11月12日(土)

 10月27日からスタートした読書週間も11月7日に終了しました。毎年読書週間だからとその期間にいつもよりたくさん本を読めるわけではありません。でも、いつもよりも「本」の存在を意識します。新聞、雑誌が本の特集記事を組んでくれることで「この本読んでみよう、買ってみよう」と刺激され、図書館でポスターを目にして、「読書の秋」を心がける、そんな半月です。

 私はここ2週間、地元の図書館でのイベント、おはなし会、図書館協議会メンバーによる図書館訪問、と「本」「図書館」との関わりがやはりいつもよりも濃かったように思います。

 図書館では調べ学習コンクールの表彰式に続いて、アーサー・ビナードさんの講演会、詩人ビナードさんのお話、なかなか面白いものでした。その後夜7時から公民館での大人のためのおはなし会、ここでは津軽弁による『八郎』を市長が披露してくださり、方言の素晴らしさと、語り手の力にグイグイとお話の世界へ引き込まれて行きました。

 2年に一度企画されている図書館協議会委員による図書館見学、今回は座間キャンプの中の図書館へ。いつもすぐ横を車で通っているキャンプの中はどんななのかしら、独立記念日には一般市民に開放されますが、中の中まで見学はできません。まずはバスでキャンプの中をひと巡り。広いとは知っていましたが、本当に広い!学校、消防署、ホール・・・ゴルフ場まであります。

 さて肝心のライブラリー、これがまた各コーナー贅沢にスペースが取られていてうらやましい限りです。館長の意向が大きく反映された児童室は特に明るく広く、楽しい雰囲気でした。

 日本の図書館は教育委員会の管轄ですけれど、アメリカは福利厚生という立場から図書館を運営しているそうです。ここはコミュニティセンターの役割も兼ねており、集会室や会議室も数多く備わっています。優しく穏やかな方とお見受けする館長さん(もちろんアメリカ人)は、子どもたちには小さいころから図書館に親しんで、図書館が生涯自分にとって大切な場所になってほしいとお話しなさっていました。児童サービス論でこの間学生に話したことと一緒だ、どこの国でも同じ願いを持っているのだな、と何だか嬉しいような、ほっとしたような気持ちになりました。

せっかく来たのだから、とランチはキャンプの食堂で。円高のお陰で今ならお得ですよ、と案内の方に「円」で払うことを勧められました。当然ドルなんてもっていなかったのですが。野菜とチキンがタップリタップリのタコスをおなかいッぱい食べて帰ってきました。

 さて、読書週間は終わっても本はどんどん読まなくちゃ。昨日の小田急線の中、前に座っている7人のうち4人は本を開き、3人は携帯電話とipod。読書組の勝ちぃ~と心の中でニヤニヤ。まだまだ大丈夫、なんて思った私です。でも一人差だ!!