6月21日(火)
先日私の住んでいる地元の図書館の蔵書点検に初めてお手伝いに行きました。
何日かかけて職員とボランティアで一年に一回の定例作業です。
国会図書館の雑誌課時代に書庫にこもっての蔵書点検や子どもの小学校の図書室
の蔵書点検など経験したことはあるのですが、公立図書館の蔵書点検ってどんな
だろう、と楽しみに出かけました。思っていたよりも明るくきれいな作業でした。
バーコードを読み取るだけの簡単なもの。でも機器の感度が悪いと何回なぞっても
ピッという音がせず、ちょっとイライラ。周りかピッピッと音がすると私だけ機械に嫌わ
れたのかと悲しくなってきたりしましたが、そのうち私が機械に慣れたのか、機械が
私に慣れてきたのか、スムーズにピッピッと作業も進みました。
私が担当した書架は文学の部門、作家別ハ行の棚でした。一冊一冊手にする本
に自然と目が行きます。こんな作家いた?と何度も思いながら手は先へ先へと進み
ます。もちろん知っている作家、読んだことがある作品もたくさんありましたが、未読
作品の多いこと、知らない作家の多いことに我ながら驚きました。そして林望さんの
段に来て、うちの図書館の方が林さんの作品いっぱいあるぞ、とちょっと自慢したく
なったり・・・。林さんには今年も講演会に来ていただく予定です。12月3日(土)と
日程は決まっています。3度目の講演会となる今回はどんな内容のお話になるので
しょうか、これからゆっくりご相談していくつもりです。