» 2011 » 6月のブログ記事

6月21日(火)

 先日私の住んでいる地元の図書館の蔵書点検に初めてお手伝いに行きました。

何日かかけて職員とボランティアで一年に一回の定例作業です。

国会図書館の雑誌課時代に書庫にこもっての蔵書点検や子どもの小学校の図書室

の蔵書点検など経験したことはあるのですが、公立図書館の蔵書点検ってどんな

だろう、と楽しみに出かけました。思っていたよりも明るくきれいな作業でした。

バーコードを読み取るだけの簡単なもの。でも機器の感度が悪いと何回なぞっても

ピッという音がせず、ちょっとイライラ。周りかピッピッと音がすると私だけ機械に嫌わ

れたのかと悲しくなってきたりしましたが、そのうち私が機械に慣れたのか、機械が

私に慣れてきたのか、スムーズにピッピッと作業も進みました。

 私が担当した書架は文学の部門、作家別ハ行の棚でした。一冊一冊手にする本

に自然と目が行きます。こんな作家いた?と何度も思いながら手は先へ先へと進み

ます。もちろん知っている作家、読んだことがある作品もたくさんありましたが、未読

作品の多いこと、知らない作家の多いことに我ながら驚きました。そして林望さんの

段に来て、うちの図書館の方が林さんの作品いっぱいあるぞ、とちょっと自慢したく

なったり・・・。林さんには今年も講演会に来ていただく予定です。12月3日(土)と

日程は決まっています。3度目の講演会となる今回はどんな内容のお話になるので

しょうか、これからゆっくりご相談していくつもりです。

6月7日(火)

 先週土曜日、図書館に大きな段ボール箱が届きました。中に詰まっているのは

もちろん本。以前にもご寄贈下さった大磯のYさんからです。今回は「ねこ」をテーマ

にした本をどっさりいただきました。次から次へとありますねぇ、「ねこ」を扱った本。

ねこを愛した作家もホントにいっぱいいるのだなぁ、と一冊一冊手にしていると、本の

中から「ニャーッ」と聞こえてきそうです。『猫を愛する人のための猫絵本ガイド』とい

う本も出ているくらいですから、(うちの図書館にもこのガイドブックあります)ねこ

が好きな人は多いわけです。私の愛するブタくん、負けそう・・・。

 土曜日は直接本を持ってきてくださった寄贈者の方もいました。平塚ゆかりの画家

古川恂さんの作品をまとめた一冊です。多くの方々の協力のもとに出来上がった

一冊。古川さんは高浜高校で37年間教鞭をとっていらしたそうです。

 寄贈してくださったお二人ありがとうございました。みなさんいただいた本を訪ねて

いらしてください。

6月1日(水)

 今日から6月です。家中のカレンダーを一斉に一枚めくったりさしかえたり、

月初めの朝一番の仕事です。今日も何だか肌寒く小雨まじりのお天気、

夜は雨の予報です。午前中銀行へ行ったついでにデパートへより、

入り口フロアーで開催されている”レインスタイルフェア”をのぞき、予定外の

お買物アレコレ。いろいろ楽しいグッズが出ているものだと、感心しながら

手に取り、結局大荷物で帰ることになりました。雨を憂鬱だと感じないで

雨の日を楽しもう、そんな気持ちになるフェアでした。

 先日たまたまリモコンの誤作用でNHK教育テレビにチャンネルが合ってしま

い(こんな言い方は失礼?!でも午前中に教育テレビを見るなんてもう何年も

ないことなので)、『キャーッ」と歓声を上げて見入ってしまったのが

大杉蓮さんの朗読による「おじさんのかさ」でした。次回の本の紹介欄

でとりあげる「おじさんのかさ」です。偶然!なんて嬉しくなりましたが、考えて

みれば、梅雨に入って雨の季節にぴったりの絵本の代表のような

「おじさんのかさ」ですから、偶然というわけでもないのですね。

佐野洋子さんの絵、やっぱり いい感じ、大杉さんの声がまたいい感じ。

 そのまましばらくチャンネルを変えずにいたら、次に始まったのが「おはなしの

くに」おなじみのテーマ曲が流れてきました。本当に懐かしい曲で気づくと一緒

に口ずさんでいました。子どもたちが小さいときは朝からずっと3チャンネルを

一緒に見ていたものです。この「おはなしのくに」も大好きでした。やわらかいや

さしいメロディが心にしみてきます。思いがけないプレゼントをもらったような気が

しました。

  さて、申し上げたとおり次の本の紹介は「おじさんのかさ」です。そのあとは

どの本にしようか・・・。書き溜めていたストック原稿が底をつき、ただ今補給

作業、執筆中。