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4月11日(月)

  咲き遅れていた桜も満開、昨日の日曜日自宅付近でもすっかり春の装いで

近くへお花見という人たちがたくさん歩いていました。

  上の娘が無事大学生になり、私も今年は週に一度大学へ通うことになって  

何だか不思議な感じです。私が向かうのは千葉にある女子大学。息子がいな

い私には「女子大」は何となく安心です。(安心していていいのかな?)

 私の担当するのは前期図書館サービス論、後期児童サービス論。やっぱり

児童サービス論のほうが進めやすいのですけれど・・・。私もイチから勉強するも

りで、とスタートを切ったところです。

 私たちの学生時代には考えられないモダンな建物、恵まれた設備。これなら

学費を出しても、とすっかり親の気分で様子を眺めながら、まず教務課、そして

講師控え室へ。授業の入れ替えの時間になると各フロアーは女子学生であふ

れ、その様子には圧倒されます。私のクラスは教室いっぱいでした。最初の授

業は大学が開く司書課程のガイダンスもまだ、当然履修届けもこれからというこ

とでテキストを持っている学生もいないため、授業の進め方などを中心に説明す

る第一回目。学生の関心はやはり評価の方法や出席率のことでしょうか。90

人以上集まった学生は一年生についで4年生が多いことに驚きました。最後に

アンケートをとり、レポートの課題や授業の進め方についての意見を聞きまし

た。

 控え室に戻ってそのアンケートに目を通してまたちょっと驚いたことが

ありました。授業の中で図書館学とは関係のない一般の本の紹介を

したのですが、毎回本の紹介をしてほしい、と多くの学生が書いていたのです。

いわゆる私のおススメ本の紹介です。読み聞かせ、朝の読書、と小学生対象

の本の紹介、絵本の紹介をするものは多くありますが、逆にすっかり大人の大

学生へのそういう情報は少ないのかもしれません。

 基本的に読書は個人個人のプライベートな領域、自分の書棚を他の人に見ら

れるのは恥ずかしいものです。こんな本読んでるの?と人間の中身まで見透か

されてしまいそうです。だからこそ、いい本に出会うことが大切、という言い方も

できるわけで、その出会いに一役買うような情報を提供して、その中から学生

自身が自分で選択していけばいいのかな、とも考えました。そうなると

私自身の読書の充実も今後の課題に加わるか・・・。次の授業で紹介する本は

アレにしよう、っと。