1月15日(土)
11日の成人の日を過ぎてから、今年成人式を迎えた生徒(NPOを主催してい
た時の)、まだまだいた、と気付いて立花隆編『二十歳のころ』をまた購入しな
ければ、とまず近場の書店を2,3覗きました。どの本屋さんに行っても
ランダムハウス講談社文庫の棚を探すのに一苦労します。結局店員さんに
聞いて、お目当ての『二十歳のころ』がないか、背表紙のタイトルを目でおうの
ですけれど、このLH講談社文庫は海外の作品を中心に出しているらしく、
日本人作家のもの自体が少ないようで、またまた店員さんに尋ねると
ご注文になります、とどこでも言われやっぱり新宿か、と出かけて行きました。
紀伊國屋書店はこの前購入してしまったので、他へ行きました。でも
2か所ともご注文になります、とまた言われ、それなら最後の砦?と
ジュンク堂に足を向けたのでした。ジュンク堂へ行くのは初めてです。
開店した当初から店内はどんなだろうか、と興味はありましたが紀伊國屋書店
大好き、のわたしはその紀伊國屋のすぐ近くにあるジュンク堂に行くことが何と
なくためらわれ、これまで入ったことがなかったのです。
品ぞろえも豊富ということですから、きっと『二十歳のころ』もあるに
違いない、できれば3セットはほしいと期待をしてエレベーターに乗り込み
ました。本屋さんというとどうしても児童書売り場が気になり、文庫がある
7階を通り越して先に8階へ。ズラーっと並ぶ書棚はまるで図書館、本の
並べ方も図書館のよう。噂には聞いていましたが「こんなところか」と児童書
コーナーをウロウロ歩き回り、そうだ、今度のおはなし会に使う『ソメコ
とオニ』もあったら買おう、とさらにウロウロ。途中でセンダックの『かいじゅうたちの
いるところ」の図柄の段ボール組み立て椅子を発見し、これは夏に予定している
「センダック展」にぴったり、と購入。それからあすなろ書房の『中学生までに
読んでおきたい日本文学』シリーズを目にし、手に取り、1,2,3,4巻も抱え、
といつものように大荷物の予感。しかけ絵本のコーナーで欲しいものが
ありましたが、見本のみでお取り寄せになりますといわれ、その本はあきらめ
ようやく日本作家、むかしばなしの棚のところで滝平二郎さん絵の『ソメコと
オニ』を手にしました。レジで「無料でご配送しますが。」と案内され
予定外の大荷物を持ってこれから朝日カルチャーへ行くのはシンドイと
お言葉どおり配送してもらうことにしました。児童書にすっかり心を奪われ
肝心の『二十歳のころ』のことを忘れるところでした。レジで下の階でまだ買う予
定と話すと、7階から取り寄せてくれました。しかし、やはり1セットのみ。これで
は一人分しかないなぁ、注文するのなら、家の近くの本屋さんにしようととりあえ
ず1組購入し、本日の本の購入終了。店内での滞在時間約80分。それも8階の
みだったねぇ、と我ながら長居したことにびっくりしてしまいます。
初ジュンクの感想・・・ウン、図書館みたいでした。本屋さんじゃないみたい。
慣れていないせいかわたしにはちょっと違和感がありました。と言いながら80
分もいたのですが。本の配架、チェックするスタッフが始終動き回っていて落ち
着かない感じもしました。作業の動きが機敏すぎるのかな。本屋さんなのだ
らもう少しゆったりしてほしい、なんていうのはおかしいでしょうか?
本を購入したあとはいつも豊かな気持ちになります。気分もよく
朝日カルチャーの荒川洋治さんの講座へ。荒川さんの講座を終えて
新宿駅に向かう時の気分はもっともっと豊かで充実したものでした。
荒川さんの講座「心に残る文学作品」についてはまた日を改めて、と
思います。