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本のしょうかい

100ぴきかぞくの表紙画像

『100ぴきかぞく』
古沢たつお 作

大日本図書

 

今日はネコの家族のお出かけ日。みんなで「のびのび村」に住むおじいちゃんとおばあちゃんのお家へ遊びに行きます。

お話は朝起きて歯を磨く場面から始まります。もう朝から大騒ぎ、だって、このネコの夫婦には98匹もの子どもがいるのです。

表紙から100匹のネコ全員が登場!本を開けばまずその100匹と名前がズラリと並んでいます。そして次からのどのページにも100匹全員の姿が所せましと賑やかに描かれていきます。

朝の歯磨き→お着換え→朝ごはん→お家を出発→駅→電車の中→乗り換え駅→のびのび村の駅→おじいちゃんとおばあちゃんのお家→畑で野菜の収穫→銭湯→夕ご飯にデザートタイム→就寝、と場面は進みます。

読み手は、まず本当に100匹いるのかな、と表紙や各ページのネコを1匹ずつ数えて確認するところから始めそう。

それから最初から最後まで全体のお話を読み、そのうちにお気に入りの子ねこを見つけて、今度はその子ねこを追ってページをめくる、ということを繰り返していると何回でも楽しく読むことができます。

こんな風に一人で読むこと、また本文中の質問に答えようとみんなで絵探し的に読むこともおススメです。ページごとに100匹のネコを細かく描き分ける古沢さん、スゴイ!!

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