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こわーいはなしの表紙画像

『こわーいはなし』
せな けいこ 作

すずき出版

表紙に登場するふるえている子はだあれ?それはおばけのこどもです。

おばけのこどももふるえるこわーいお話とは?

ある雪のふる夜、おばけのこどもが山の中で迷子になりました。出会ったうさぎに道をたずねようとすると、うさぎはびっくり、「たいへん、たいへん。」

家へ急いで逃げ帰り、家族に報告します。「山の上でおばけに会った、大きな目玉でぎろりとにらんだ。」

それを聞いたうさぎのおじいさん、大きな口にギザギザとがった歯がいっぱいのおばけがいるから、山には行くなとこどもたちに話します。

その話を聞いたこどもは、おかあさんに伝えます。山のおばけは大きな口にギザギザの歯、長いつめ、角まであるって、と。どんどんふくらむおばけのうわさ。

ちょうどその時、さっきのちいさなおばけのこどもが通りかかり、そのはなしを聞いて・・・。

おばけはこわいけれど、おばけよりもこわいものが世の中にはあるんですね、それは本当にこわーいことですよね。そんなせなさんからのメッセージが楽しく伝わってくる“こわーいおはなし”です。

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