
本のしょうかい

『春の主役 桜』
ゆのき ようこ 文 早川司寿乃 絵
理論社
待ちに待った春がやってきました。いよいよ桜の季節です。
奄美で創作活動をしているミロコマチコさんから「奄美はもう桜が終わりました」とお便りが届き、桜前線がこれから北上してくるぞと嬉しくなったのは3月初めのことでした。
この本のタイトルのように、桜は本当に春の主役!
本の中で桜の歴史、桜前線の仕組み、桜の種類、花から実へ変化する様子など、早川さんの美しい絵と共に解説されて行きます。
案内役のように各ページに登場する天狗さんと柴犬も可愛らしく心が和みます。
これは日本の身近な木をテーマにした理論社の絵本「気になる日本の木」シリーズの中のおすすめの一冊。
この絵本を開いて少し桜に詳しくなってから桜を眺めるとお花見も一層味わい深いものになるのではないでしょうか。