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本のしょうかい

たのしいふゆごもりの表紙画像

『たのしいふゆごもり』
片山令子 作  片山 健 絵

福音館書店

「ふゆごもりって なあに?」「たくさんたべて あったかくして、はるまで ねむること。ほら、もう ふゆのにおいが してきた・・・」

もうそこまで寒い冬がやってきています。森の大きな木の根元に暮らすこぐまとおかあさんぐまの冬支度が始まりました。

おかあさんぐまはこぐまを連れて、朝から森の中へ。まず木の実をとります。リスに会いました。次ははちみつ、おじいちゃんに会いました。それから川で魚とり、カエルの親子に会いました。綿畑で綿もつみます。やまねの親子と一緒に綿つみをしました。

キノコをとりながらおうちに帰るころには日も暮れて真っ暗です。たくさん働いたので親子はお腹がペコペコ。

夕飯をたっぷり食べるとお母さんは冬ごもりのための最後の仕事にとりかかりました。

つんできた綿で枕を作るのです。こぐまが一人で自分のベッドで眠れるように作ってあげると約束していたぬいぐるみも完成しました。

さぁこれで安心、寒い冬が明けるまでゆっくりおやすみなさい。

どの場面でも一生懸命準備をするおかあさんぐまと、そのそばで甘えながら子どもらしいふるまいをするこぐまの姿が温かく印象的に描かれていきます。

そしてお話全体から冬の支度を楽しく準備する親子の様子、無邪気なこぐまのかわいらしさ、こぐまを思うおかあさんぐまの愛情が感じられ、ほのぼのとした気持ちになる片山夫妻の作品です。

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