
本のしょうかい

『しかくいので』
新井洋行 作
講談社
ぼくは本屋さんにいると踏まれます。ソファーにいると、抱きしめられます。ゲームのそばにいると転がされます。
おもちゃに混ざっていると、積まれます。机の上にいると削られます。
それはぼくの形が四角いからです。それぞれのページの四角いぼくは一体何になっているのでしょうか。
四角いとこんなことが起こるよ。しかく君を主人公に新井洋行さんがいろいろな場面を設定して読み手を楽しませてくれます。
最後にしかく君はお皿に乗って登場。お醤油をたっぷりかけられました。ここではしかく君、もちろんお豆腐になったのです!
大きくはっきりした絵と短いことばで小さい子にもわかりやすい、講談社の幼児絵本の中の一冊です。