こんな本 あんな本

本のしょうかい

これがぼくらにぴったり!の表紙画像

『これがぼくらにぴったり!』
アン・ローズ 作  アーノルド・ローベル 絵
こみや ゆう 訳

好学社

ある日、ロンソンさんが大通りを歩いていると靴ひもが切れてしまいました。

「仕方ない、新しい靴ひもを買うか」ロンソンさんの靴に新しい靴ひもが結ばれました。

ところが、ロンソンさんの靴はおんぼろ靴です。新しい靴ひもばかりが目立ってしまい、どうも釣り合いが悪いとロンソンさんは思い、今度は新しい靴を買うことにしました。

新しい靴ひものついた新しい靴をはいてしばらく歩いていましたが、ロンソンさんは古びた上着がこの靴に合わないと気づきます。そこで新しい上着を買いました。

新しい靴ひものついた新しい靴、新しい上着を身に着けてまた歩き出します。

すると今度はすり切れたズボンがみっともないと、新しいズボンを買い、穴のあいた帽子もまるで釣り合わないと帽子まで買ってロンソンさんは大満足で帰宅しました。

さて、ご主人があまり立派な身なりで帰ったので奥さんはびっくり。そして、そんな立派な格好のご主人に比べて自分の身なりは・・・と嘆きます。

釣り合うように、釣り合うように、と新しい素敵なものを求める気持ちはエスカレートして、ロンソンさんはとうとうお金を借りて家まで新しくするのですが・・・。

「これがぼくらにぴったり!」と最後にやっと落ち着いた気分になるロンソン夫婦。ずいぶん遠回りして結局振り出しにもどったけれど、これでよかったね、と読み手もなんだかホッとします。

『がまくんとかえるくん』でおなじみのアーノルド・ローベルさんの絵がアン・ローズさんのお話を一層引き立てています。

矢印バックナンバー

▲このページのトップへ