
本のしょうかい

『けしごむぽん いぬがわん』
ほりかわ りまこ 作
ひさかたチャイルド
四角い消しゴムに色をつけてぽん。これはなあに?と思っていると頭や足、しっぽが描きたされ、かわいい犬になって歩き出しました。
ペンのキャップに色をつけてぽんぽんぽん。たくさんの輪がならび、これなあに?またまた頭と足が描きたされて、ひつじになりました。
フォークの背に色をつけてぺたぺたぺた。色を変えてまたぺたぺたぺた。いっぱいペタペタすると、野原のできあがり。
犬とひつじが喜んで野原に繰り出しました。
そこへ三角積み木からぽんぽんぽんと生まれたオオカミが現れて二匹は大あわて、一目散に逃げていきます。
するとかなづちさんがとんとんとん、とたくさんの四角で長くて高いレンガのかべを作ってくれました。おおかみを見事にシャットアウト!
さて、この後何が登場するのでしょうか。
身の回りのものをなんでもハンコにしてぽんぽん、ぺたぺた。そこに想像力を加えると、こんなふうに楽しいお話が生まれてきます。
さあ、みんなもぽんぽんぺたぺたやってみましょう。どんなお話ができるかな。