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本のしょうかい

キリンですけどの表紙画像

『キリンですけど』
高倉浩司 文  丸山誠司 絵

絵本館

キリンは自分ではないものに憧れています。

たとえばサバンナを風のように走るチーター、ミルクをしぼったあと、のんびりお昼寝できるウシ。

サボテンにもなってみたいと思います。体の色を変えられるカメレオンもいいなぁ。

順番にそれぞれに変身した夢を見るのですが、どれもみんな少しあれ?という感じ。

そして動物ならやっぱりなってみたいのは何といっても百獣の王のライオンです。ところが夢の中でライオンになった自分が言った言葉にキリンはビックリ!!

平和を願うキリン、今度は人間になって幼稚園へ行きたいと思います。そこで自分を見た幼稚園生の願いを聞いてキリンは最後に大納得、大満足。

自信を持って背筋をピンと伸ばして立つキリンさん、最高!

自分にないものに憧れるのは子どもも大人も動物も一緒なのかな、とクスリ。

高倉浩司さんの「キリンですけど」と繰り返されるフレーズと丸山誠司さんの描くユーモラスなキリンの表情に、次はどんな展開?とワクワクする絵本です。

ところで、表紙のキリンもペロリと舌が出ていますが、キリンの舌の長さは約45センチほどあり、柔軟性のある唇とこの舌を使って木の枝のトゲを避けて食べているそうです。またキリンは心臓から脳まで2メートルもあるので脳まで血液を押し上げるために、動物の中で最も血圧が高いということ、知っていましたか。

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