
本のしょうかい

『トトトのトナカイさん』
長谷川義史 作
ブロンズ新社
トナカイさんが登場するのでクリスマスの本かな、と思いますが。いいえ違うのです。
冬のあの一日以外はとっても暇でたいくつだなぁと思ったトナカイさんが一人でしりとり遊びを始めます。
先ずは「トナカイ」からスタート、次はもちろん「イ」で始まる言葉を自分で探します。だって一人しりとりだもの・・・。
「イ、イ、イ、イ、イ、イ」とそこへ「イノシシー」と勢いよくイノシシさんがやってきました。びっくりしたトナカイさん。(ちょっとうれしかったかな?)
こんどはイノシシのシです。「シ、シ、シ、シ、シ」 とそこへやってきたのは「シマウマ―」またまたびっくりのトナカイさんですが、次はマのつく仲間をイノシシさんとシマウマさんと一緒に探します。
「じゃあ、シマウマのマだね、マ、マ、マ、マ、マ」さて誰がやってきたのでしょう。
こうやって、動物たちが今度はぼくの番、わたしの番、と次々に集まってきました。そして7匹目のカバさんのあとに顔を見せたのはバイソンさん。アレ、最後がンです。しりとりは終わってしまいます。
でもバイソンさんがこんなふうにいいました。「ンじゃあ、もっかい さいしょから やろうよ」なぁんてステキな提案でしょう!!
さぁ、みんなでもう一回。今度は別の仲間がやってくるかもしれません。楽しい動物しりとり、どこまで続けられるかな。