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おおかみのおなかのなかでの表紙画像

『おおかみのおなかのなかで』
マック・バーネット 文  ジョン・クラッセン 絵
なかがわちひろ 訳

  

徳間書店

おおかみのおなかの中で暮らすことになったあひるとねずみのおはなしです。

ある朝、ねずみがおおかみにぱくっと食べられてしまいました。真っ暗なおおかみのおなかの中でねずみが泣いていると、しずかにしてくれよ、という声がします。

声の主はあひるでした。あひるは何とベッドに寝ていました、おおかみのおなかの中で、です。

こんなところでのんきに生活しているあひるにねずみはびっくりしますが、あひるの不満はいつも暗くてまどが欲しい、ということくらいでした。

外は朝だよとねずみが話すとあひるはテーブルにごちそうを広げて二人で朝ご飯になりました。

ここにいればもうおおかみにぱくりとやられる心配はないとあひるは言います。なるほど。そこでねずみもここに住むことにしました。

楽しい二人はおなかの中でどんちゃんさわぎ、するとおおかみは気分が悪くなります。そんな時はチーズとワイン、とおなかの中からあひるが大声で言いました。こうして今夜は豪華な晩ごはんです。

おおかみのおなかの中で二人がこんなふうに平和に過ごしていると狩人がやってきて、おおかみめがけてバーン!外では大変なことが起こっているゾ。これは大変と二人がとった行動とは・・・・。

わたしたちもみんなおかあさんのおなかの中にいたことがありますけれど、その時のことをおぼえていません。おかあさんに守られた幸せな時間だったに違いないなぁ。そんなことも思い出させてくれる一冊です。

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