本のしょうかい
『まほうのさんぽみち』
ロビン・ショー 作 せなあいこ 訳
さがのやよい 訳
評論社
今日はお天気が良く小鳥たちの声も聞こえます。正にお散歩日和、とパパとあたしは二人でお散歩へ。
二人には目指すところがあるのです。そこはウキウキと楽しい場所です。
ところで、どこが“まほうのさんぽみち”なのでしょうか。
まずは水たまりを発見したあたし、これは危険と用心します。だって水たまりからワニが顔を出しているもの。頭の上を走る列車の音を聞いて、もしかしたら恐竜が歩いている?
さらに歩いていくと王子様を待つねむり姫が住んでいる大きなお屋敷?も見えてきました。
それから商店街に入り、店内がジャングルのような花屋さんをのぞいて、熱帯魚がいるお店に寄って、金物屋さん、絨毯屋さんにも声をかけ、とうとう目的のお店に到着。
あたしはここへ来るのが楽しみだったのです。ここはアツアツのココアを飲みながら大好きな本が読める本屋さん!!
散歩の後の最高の時間です。パパと一緒にお気に入りの本を読みましょう。想像力豊かな娘といっしょにお散歩するパパの幸せそうな顔がまたステキです。
最初から最後まで女の子にとってもパパにとってもおうちから本屋さんさんまでの道のりはまほうのさんぽみちだったに違いありません。大人が忘れてしまった子どもの空想力、微笑ましくてすばらしい!