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本のしょうかい

しっかりはしればの表紙画像

『しっかりはしれば』
五味太郎 作

クレヨンハウス

今年の干支のイノシシくんが最初のページからみんなの前を駆け抜けて行きます。

ネズミやウサギの前を通り過ぎ、おまわりさんを追い抜かし、みんなはその勢いとスピードにびっくり。イノくんの「猪突猛進」ぶりに目を見張ります。

そんなイノくんに「ストップ!」の号令をかけたのはブタのおじさんでした。

イノくんの親戚?ブタのおじさんは「ちょうしにのって はしってばかりでは いかんいかん ゆっくりあるいて よのなかを みることが かんじん かんじん」とイノくんを諭します。するとイノくんは・・・。

読み手はイノくんのことばを聞いてもう一度前のページを見返したくなること間違いなし。

五味さんは本のカバーでイノくんのことを“すこしかがくてきにいうと、「どうたいしりょく」にすぐれたやつで「そうこうりょく」もかなりなやつだ、これつまりうまれつき。”と解説しています。

ただがむしゃらに走っているように見えるけど、しっかり走ってしっかり見る、というのがイノくんのやりかただったのです。

これは五味さんのユーモアが満載のクレヨンハウス『干支セトラ』シリーズ12冊の中のイノシシの巻です。12匹の動物が勢ぞろいして出番を待っています。さて来年のネズミくんはどんなふうに登場するのかな。

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