
本のしょうかい

『どんぶらどんぶら七福神』
みきつきみ 文 柳原良平 画
こぐま社
どんぶら どんぶら なみわけて宝船に乗っているのは七福神、七人の福の神さまたち。みんなにこにこ顔で船に揺られています。
さてみなさん、七人の名前、言えますか?
先ずは恵比寿さま、それから大黒天、毘沙門天、紅一点の弁財天、布袋さま、福禄寿、そして寿老人。ずらりと並ぶと本当にめでたい、めでたい光がさしてくるようです。
七福神のうち恵比寿さまだけが日本の神さまで、大黒天、毘沙門天、弁財天はインドから、布袋さま、福禄寿と寿老人は中国からやってきたことやそれぞれの神さまのことを柳原さんがあとがきで短くわかりやすく解説しています。
柳原さんといえば半世紀ほど前のサントリーの「アンクルトリス」の生みの親、イラストレーターとして一世を風靡した方です。柳原さんの描く七人の神さまはみんな愛らしくて確かに幸せを運んで来てくれそうです。
リズムカルなみきさんの文がそんな七福神の紹介を一層楽しくしてくれています。
さあ、みんなで声をそろえて音読してみましょう。今年もいい一年になること間違いなし!