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かあさんだいすきの表紙画像

『かあさん、だいすき』
シャーロット・ゾロトウ 文  シャーロット・ヴォーク 絵
松井るり子 訳

徳間書店

金色の落ち葉が舞う秋の日、エレンはかあさんと二人、歩いています。

かあさんと楽しくおしゃべりしながらの帰り道、エレンはとってもご機嫌です。だってエレンはかあさんが大好きなのです。かあさんを独占して歩くなんて最高。

葉っぱを拾い上げたり、吹き付けてくる風に立ち止まったり、子ネコや大きな犬が近づいて来たり、と二人はちっともおうちにたどり着けません。

道を歩いているといろいろなものに出会います。エレンはかあさんにその都度「ねぇかあさん、なにかんがえてる?」と聞いてみます。

エレンにはかあさんに言ってほしい言葉があるのですが、かあさんはなかなかその言葉を口にしてくれません。

そうしてようやくおうちの前に来た時・・・・。

秋の風景をバックに繰り広げられる幼い女の子とお母さんのやりとりが心に響いてきます。子どもらしい気持ちをくみ取ってあげることは大人の大切な役目ですよ、とゾロトウさんがお母さんたちに伝えているような一冊です。

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