
本のしょうかい

『うまはかける』
内田麟太郎 文 山村浩二 絵
文渓堂
「かける」ということばを軸にウマ、オオカミ、ウシ、キツツキが登場し、ことが遊びを展開して行きます。途中で月や歯医者さんも一役かってでます。
「かける」、漢字にしてみると・・・駆ける、書ける、欠ける・・・。
それぞれの場面で「かける」がいろいろな意味になって、スピード感を持って最後のページまで駆け抜ける感じが痛快です。
内田麟太郎さんのナンセンスことばあそびが山村浩二さんのイラストによってますます輝きと放つ一冊。何回でも繰り返しページを開いて楽しい気分に浸りたくなります。