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本のしょうかい

はるのワンピースをつくりにの表紙画像

『はるのワンピースをつくりに』
石井睦美 文  布川愛子 絵

ブロンズ新社

ポカポカ陽気になってもうそろそろコートはいらないかな。おひさまの光が優しく暖かく感じられるようになると、女の子は一足早く春の装いをしてお出かけしたくなるものです。

うさぎのさきちゃんもはるのワンピースをお願いしに森のしたてやさん、キツネのミコさんの所へ出かけます。

大きさも形もぴったりというのはもちろんのこと、着ている人のその時の気持ちにもぴったりする申し分ない洋服を作ってくれるミコさん。さて、さきちゃんのはるのワンピース、どんなデザインになるのでしょう。

さきちゃんらしいワンピースを作るために、まずミコさんはさきちゃんにいろいろな質問をします。「春の花ってどんな花?」「春の色ってどんな色?」「春の音ってどんな音?」「春になったらだれに会う?」「ポケットには何を入れる?」「えりは?」「ボタンは?」・・・ 

ミコさんの問いかけにさきちゃんはひとつひとつ心に浮かんだことを伝えていきます。そうして最後に寸法を測り仮縫いを済ませ、さきちゃんはワンピースの出来上がりを楽しみに帰っていきました。

ミコさんはさきちゃんのことばを思い出しながらカタカタカタカタとその晩ミシンを踏み続け、ステキなワンピースが出来上がりました。

ほーら、クモの糸で編んだレースのえり、キイチゴのボタン、ポケットもついたふわふわの花柄ワンピース!さきちゃんの夢がつまったはるのワンピース!

完成したワンピースはもちろん、仕立て屋さんのミコさんのお部屋の様子がとっても可愛らしくて読み手もルンルン春の気分になってきます。

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