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あかいふうせんの表紙画像

『あかいふうせん』
山田和明 作

出版ワークス

女の子が赤い風船を持ってバスでお出かけです。

このバスには天井がないので風船はのびのびとバスから顔を出しています。

さて、次のバス停でくまさんが乗ってきました。女の子は赤い風船きれいでしょとくまさんにちょっと自慢します。するとその時、風船が女の子の手を離れて飛んで行ってしまいます。ちゃんと持っていなかったのかな。

大切な大切な赤い風船、バスに乗ってみんなで追いかけます。すると次のバス停でうさぎさんが乗ってきました。赤い風船を見なかったかと聞くと海の方へ飛んで行ったとのこと。バスは海へ向かいます。

少し行くと向こうに見えるのはペンギンさん。バスを待っています。座席に着いたペンギンさんに赤い風船の行方をたずねます。雲と一緒に飛んで行ったと教えてもらい、またまた追いかけます。それからぞうさん、きりんさんも加わりました。

さてさて、ようやく探し当てた風船の前にカラスが現れて、パツン。女の子は大泣きです。

でも最後に大きくて真っ赤な別の赤い風船が・・・。そしてみんなに思いがけない幸せが訪れるのでした。みんなの笑顔がもどってお話はステキなラストを迎えます。

イタリア、ドイツでも高い評価を得て賞に輝いた山田和明さんの作品です。

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