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本のしょうかい

ああの表紙画像

『あ あ』
大槻あかね 作

福音館書店

針金でできた銀色の小さな「ひと」、高く積み上げた角砂糖(数えてみたら66個)のてっぺんにいます。

角砂糖の山のふもとには色鉛筆(数えてみたら21色)がお行儀によく並び、針金でできた金色の「ひと」がその上を歩こうとしています

ところがこの金色くんがバランスを崩してつまずきました。色鉛筆たちがコロコロッと転がると、角砂糖の山がガラガラっと崩れ、「あ」「あ」、銀色くんと金色くんが出会います。

これ、なんだろう?長く伸びた巻尺の先端に足をかける銀色くん、するとスルスル、勢いよく巻尺がひっぱられます。

銀色くんはびっくりしながらも見事なバランス力で姿勢を保ち引っ張られて行きます。

そして終着点で待っていたのは金色くんでした。「あ」「あ」。巻き戻したのは金色くんだったのです。

輪ゴム、おわん、カーテン、と身近なものを通して銀色くんと金色くんは出会い、それぞれの「もの」の特性を見抜いた楽しい遊びを二人で展開して行きます。

2004年に出版された銀色くん一人登場する『あ』の姉妹作です。今回は「あ」が一つ増えて『あ あ』、金色くんが加わって2人の出会いにクスリと笑い、2人の(大槻さんの)遊び心にクスっとするこの作品は福音館書店「こどものとも」の年中向き2017年12月号。

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