本のしょうかい
『あたしおねえちゃんなの』
こがようこ 文 スティーナ・ヴィルセン 絵
クレヨンハウス
あたしにはいもうとがいます。それもふたご。タンちゃんとポポちゃん。
<あら、かわいい名前。パパとママがつけたの?あなたのお名前は何ていうのかなぁ。>
いもうとたち、それはそれはかわいいの。そして時々(かなりひんぱんに)あたしを困らせるの。あたしを怒らせたり、泣かせもするの。
<どんなふうに?>どんなふうにかっていうとね・・・。
とにかくおねえちゃんでいるのってとっても大変!詳しいことはお話を読んでみて。<ハイハイ、了解。読んでみます。>
<あー、どのお話もおもしろかった。おねえちゃんのあたし、がんばっているんだね。わたしもおねえちゃんだからその気持ちよくわかる。「ママ―ッ」って一緒に泣きたくなちゃったところ、あったよ。>
そう、わかってくれた?ありがとう。毎日大変なんだけれど、あたしが一生懸命いもうとたちのお世話をしていること、パパもママもちゃんと見ていてくれる。だからがんばれるの。それにね、いもうとたちはホントにかわいいんだよ。
<えらい。タンちゃんとポポちゃんはしあわせだね。何だか心があったかくなりました。>
ふたごの妹とおねえちゃんのあたしが繰り広げる3つのお話、お父さん、お母さんにもおススメです。