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おばさんヤギのだいかつやくの表紙画像

『おばさんヤギのだいかつやく』
ジョン・ヨーマン 文  クェンティン・ブレイク 絵
山口文生 訳

評論社

ヤギのバネッサとヒツジのベアトリクスは生まれてから同じ農場でずっと一緒にくらしてきました。

あまりに平和すぎる二人の毎日、ちょっぴり退屈です。

ある日、ヤギのバネッサは、自分たちにもお休みが必要だ、もう若くもないのだから一緒に出かけてみよう、とベアトリクスを誘います。

おくびょうなベアトリクスですが、バネッサが居れば大丈夫、賛成しました。

お出かけにはそれらしい荷物をもっていかなくちゃ、と二人はご主人の家から三つのものを拝借して来ました。

こうして仲良しおばさんコンビが初めての外の世界へ飛び出していきます。

自分たちの農場の草よりも甘くて新鮮、二人は道ばたの草を食べてばかりでなかなか進みません。先には暗―い森がひかえていますよ。

それでもまだまだ夢中で草を食べていると、目の前にたくさんのお腹を空かせたオオカミたちが姿を現しました。さて、二人はこの場をどう切り抜ける?

ヤギのバネッサが機転を利かせ、ご主人から借りてきたものを上手に使ってオオカミたち、そしてクマまで追い払ってしまいます。さて、何をどんなふうに使って危険を乗り越えたのでしょうか。

無事農場に帰った二人のおしゃべりは今まで以上に楽しそう。だってあんな冒険をしてきたばかりだもの!

クェンティン・ブレイクさんが描く仲良しヤギさんとヒツジさんの姿が、何とも言えない安心感、幸せ感を運んでくれます。

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