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本のしょうかい

おはなしきょうしつの表紙画像

『おはなしきょうしつ』
さいとう しのぶ 作

PHP研究所

小学生のみんながいつも教室で使っている文房具や道具がおしゃべりを始めました。どんなことを話しているのでしょう。

先ず登場するのは「えんぴつ」さんです。えんぴつは歳をとればとるほど短くなって背が低くなります。えんぴつの世界では新品のえんぴつはまだ赤ちゃんということ。長老はもう削ることができないほど小さいため、赤ちゃんえんぴつが泣いても抱っこもしてあげられません。でもそのかわりに小さな体を利用して面白おかしく踊ったりして赤ちゃんえんぴつをあやすことは上手だそうです。なるほど。

「ものさし」さんの悩みを聞いてみましょう。何でも正確に長さを測れるものさし。みんなの背の高さだってどんどん測れます。でも自分の身長はどうやって測ればいい?と腕組みして考えていますよ。だれかいい知恵を貸してあげてください。

今度は「うわぐつ」たちのおしゃべりに耳を傾けて・・・。明日はお休みだからもうじき家に帰ってきれいに洗ってもらえる、と楽しみにしていたうわぐつたちでしたが、そのまま下駄箱の中に入れられ、忘れられてしまったのかとがっかり。でもね、明日は参観日だということに気づき、安心してニッコリ。明日になればさっぱりときれいになりますよ。

こんな風に30の道具たちのおしゃべりが楽しく繰り広げられていくさいとうしのぶさんの作品です。明るいタッチで描かれる文房具はどれも教室の子どもたちに負けないくらい元気いっぱい。

これを読んだらすぐにまた学校に行きたくなってしまいそうです。

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