
本のしょうかい

『詩ってなあに?』
ミーシャ・アーチャー 作 石津ちひろ 訳
BL出版
ある月曜日ダニエルが公園へ行くと入り口に「詩のはっぴょうかい」が今度に日曜日に開かれるというポスターがありました。ダニエルは「詩」がどういうものなのか知りません。
そこで公園にいる仲良しに「詩ってなあに?」と毎日たずねて回ります。
「詩っていうのは あさつゆの きらめきのこと」と答えたのはクモでした。火曜日、ハイイロリスに聞きました。すると「おちばの かさこそとなる そのおと」といいます。水曜日にたずねたシマリスさんの「詩」は「ふるい いしの かべに、まどが たくさんついてる おうちのこと」だそうです。
こうやって、カエルやカメ、コオロギ、そしてフクロウからそれぞれの自分の「詩」を教えてもらいます。
そして日曜日になりました。ダニエルは公園へ出かけ、詩の発表会に参加しました。ぼくも自分の詩がみつかるのかな・・・。
「帰り道、ゆうひに あかく そまった いけを ながめるうちに、こころが すみわたっていくような きがした。」ダニエルもどうやら自分の詩をみつけたようですね。
私たちもみんなで「詩」について考え、自分の詩がみつかるといいですね。