本のしょうかい
『こぶたのおでかけ』
杉田徹 文・写真
福音館書店
「おでかけ おでかけ」「いってきまーす」とおうちを出るのは10匹のこぶたさんたち。
いぬさん、にわとりさんに「くんくん」して畑でいいものあるかなと「ふんふんふん」。
10匹は自由に仲良くおうちの近所をお散歩します。「もっととおくにいってみよう」と道幅いっぱいに広がって進んでいく10匹の後ろ姿、尻尾を立てたお尻の列がほんとうに愛らしい!ほほえましい!
ゾロゾロとみんなで山まで探検に行き迷わずおうちへもどってきました。おかえりなさーい。おうちに帰ってきたらちゃんとお母さんぶたにお出かけの報告をするいい子のこぶたさんです。
おなじみ福音館書店「こどものとも 012」シリーズの中の一冊、杉田徹さんによる写真絵本です。
現在豚飼いの仕事をしている杉田さん、いつもはフェンスの中で暮らすこぶたたちに好きなように行動させたらどうなるかを一度やってみたかったそうです。杉田さんの豚を愛する気持ちがどのページからも伝わってきます。