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ホームランを打ったことのない君にの表紙画像

『ホームランを打ったことのない君に』
長谷川集平 作

理論社

バッターボックスに入ったぼくに向かってボールが飛んできた。「来るぞ、来るぞ、来た!」「よし」と気合をいれてバットを振ったけれどボテボテのセカンドゴロ。あーあ、おまけにダブルプレー。監督の期待に応えることはできなかった・・・。

その様子を蕎麦屋のおにいさん、仙ちゃんが見ていた。仙ちゃんは出島商業のレギュラーだった。

6回のあの場面でどうしてあんな大振りをしたのか、と仙ちゃん。ぼくがホームランを打てば逆転できると思ったと話すと、ホームランはそんなに簡単に打てるものではないと仙ちゃんにあきれられた。

仙ちゃんだってホームランを打ったことはないという。そんなにホームランはむずかしいものなのだ。仙ちゃんは熱心にぼくにホームランについて話してくれた。仙ちゃんの勉強ぶりは大したものだった。

結局毎日コツコツ、地道な努力が大切なんだよね、と二人で納得し合って家に帰ると、ぼくはお母さんから意外なことを聞いた・・・。

夢に向かって一生懸命がんばることの大切さを仙ちゃんは教えてくれた。『ホームランを打ったことがない君に』このタイトルにこめられた長谷川集平さんのメッセージ、大人にも響いてきます。人生のホームラン、カキーンと豪快に気持ちよく打ちたいものです。

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