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本のしょうかい

あおのじかんの表紙画像

『あおのじかん』
イザベル・シムレール 文・絵  石津ちひろ 訳

岩波書店

おひさまがしずみ、夜の暗闇がやってくるまえのひととき、それが「あおのじかん」。アオカケスが「ジェーッ ジェーッ」と声をあげると「あおのじかん」が幕を開けます。

そしていろいろなところでいろいろな青い生き物が夜を迎える準備を始めます。ホッキョクギツネ、コバルトヤドクガエル、アオガラ、イワシ、フサホロホロチョウ、ルリツグミ、ブルーモンキー、陸でも海でもみんな美しい青色を放っています。

それは動物だけではありません。やぐるまぎく、ほたるぶくろ、わすれなぐさ、すみれたちもかぐわしい香りで静かで穏やかな「あおのじかん」を演出します。青色が持つ独特の美しさ、清らかさが印象的に描き出されている作品です。

見返しには32種のあおいろが勢ぞろい。ふじいろ、ラベンダーいろ、りんどういろ・・・と並ぶ中に ゆめのいろ、うんどうかいのそらのいろ、はればれとしたこころのいろ、なんていう青色も参加しています。本を開きながら自分だけの青色を考えるのも楽しいですね。

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