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ともだちからともだちへの表紙画像

『ともだちからともだちへ』
アンソニー・フランス 作  ティファニー・ビーク 絵
木坂涼 訳

理論社

朝がやってきました。とってもいいお天気です。ところがクマネズミくん、ここのところ「つまんない、何にもすることがない。だれも会いに来てくれない。」とため息ばかり。

部屋のカーテンも開けず、パジャまんまの毎日です。(パジャまんまとは顔も洗わず、ひげの手入れもせず、パジャマをきたまんまぼんやり一日過ごすこと)そこへ一通の手紙が届きました。とってもすてきな手紙でした。でも差出人が書いてありません。

クマネズミくんは手紙を書いてくれた友だちを探しに外へ出かけることにしました。もちろん服に着替えて顔を洗って、おひげもちゃんと整えて。

パジャまんまの生活から抜け出したクマネズミくん。ウキウキしながら最初に訪ねたのはカヤネズミくんでした。でも手紙を出してくれたのはカヤネズミくんではありませんでした。カヤネズミくんは嵐でこわれてしまったおうちの屋根の修理に忙しくて手紙を書く時間などなかったのです。そこでクマネズミくんは屋根の修理を手伝うことにしました。

次に訪ねたカエルくんは足を折ってベッドで寝ていました。クマネズミくんは動けないカエルくんのために買い物に行くことにします。カエルくんも手紙の差出人ではありませんでした。

買い物の途中で会ったモグラさん夫婦から自分のところに来てくれたのにカーテンが閉まっていたから帰ってきたと聞き、次に訪ねたコウモリくんは何と自分と同じパジャまんまでした・・・。

こうやって友だちを訪ねて行くうちにクマネズミくんは大切なことに気付いたのです。それは・・・。

アンソニー・フランスさんからのメッセージ、木坂涼さんが心に響くステキな訳で伝えてくれています。ティファニー・ビークさんのイラストがまたお話にぴったりで何度も読み返したくなる一冊です。

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