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オオカミのごちそうの表紙画像

『オオカミのごちそう』
木村裕一 文  田島征三 絵

偕成社

オオカミさんにとってのごちそうといったら、やっぱりブタさん。

ある日オオカミがクヌギばやしのなかでそのごちそうのブタをみつけました。ところがオオカミはきりかぶにつまずいてブタを取り逃してしまします。「ちっ、すごく うまそうだったのに・・・。」残念でしかたないオオカミ。おいしそうだったブタのことが忘れられません。

お腹もすいてきているオオカミはどうしてもあのブタが食べたい、とブタを探しに出かけました。途中でウサギやシカ、オンドリ、ヒツジ、ウシ、シチメンチョウ、タヌキ、とおいしい獲物が目の前に現れます。でもあのブタにくらべたら、とか、ここでこいつを食べたら、せっかくのブタが食べられなくなる、といって見向きもしないオオカミ。

もう頭の中はさっき逃してしまったブタのことでいっぱい。食べたいという思いがあまりにも強くなり、オオカミの頭の中でブタはどんどん太ったおいしいごちそうに。そうしてようやくお目当てのブタをつかまえて口をガバーッと開けた時・・・。

さて、オオカミさん、どうなった?あなたはオオカミに同情しますか、それともあくまでもブタさんの味方でしょうか。

オオカミに哀愁さえ感じてしまうこのお話は木村さん、田島さんコンビが描くオオカミシリーズの第一弾です。

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