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本のしょうかい

スワンの表紙画像

『スワン アンナ・パブロワのゆめ』
ローレル・スナイダー 文  ジュリー・モースタッド 絵
石津ちひろ 訳

BL出版

「シャツ シャツ ひらひらひら シーツ シーツ ゆらゆらゆら」 洗濯婦だったお母さんのそばでお手伝いをしながらバレリーナを夢見てひたすら踊るアンナ。

貧しい家に生まれたアンナですが9歳の時に初めて見たバレエ『眠れる森の美女』に心を奪われ、それからというものアンナはどんな時にもひたむきに踊り続けたのでした。

これは世界的なバレリーナ、アンナ・パブロワのお話です。

10歳になったアンナはついにバレエ学校に合格しそれから厳しいレッスンが始まります。当時バレエダンサーはみんながっしりとしたたくましい体つきの人ばかりでした。華奢でやせっぽちのアンナは仲間たちから「ほうき」と呼ばれていたそうです。

そして初めて舞台に立ったアンナの華麗な姿に観客はうっとり。名バレリーナの誕生です。名声を得たアンナでしたが、貧しかった子供時代のことを思い出したアンナは・・・。

アンナ・パブロワの半生がモースタッドさんの絵と石津さんの訳で美しく繊細に描かれます。アンナが初演した『瀕死の白鳥』をイメージさせる表紙と裏表紙の椅子に掛けられたトウシューズ(現代のバレエダンサーが履いているトウシューズはアンナが自分のために作ったものがモデルになっているとか)の絵がアンナ・パブロワをもの語り、読み手を惹き込んでいきます。

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