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本のしょうかい

いしゃがよいの表紙画像

『いしゃがよい』
さくら せかい 作

福音館書店

きのこがりにやってきたエンさんは山で泣いているパンダと出会いました。「どこのこ?」と聞いても泣くだけのパンダ。エンさんはこの子の面倒をみることにしました。名前もつけてあげました。「ファンファン」です。

ファンファンはどうも体が弱そうです。お腹が痛かったり、頭が痛かったり、のどが痛かったり、エンさんはそのたびにファンファンをおぶって自転車をこいでお医者さんに向かいます。たとえ雨が降っても雪が降っていても自転車で山を二つも越えて医者がよいするエンさん。エンさんのたっぷりの愛情を受けてファンファンは元気に育ちました。今ではエンさんの仕事のお手伝いもして頼りになるファンファンです。

二人が楽しく暮らすうちに月日は流れ、エンさんも年をとりました。エンさんの体の調子が悪くなると、今度はファンファンがエンさんをおぶってひとやま、ふたやま越えて自転車で医者がよいです。

自分の本当の子どものようにファンファンを育てるエンさんと自分を大切に育ててくれた年老いたエンさんのお世話を一生懸命するファンファンの深い絆、お互いを思う気持ちがとても温かく明るく描かれています。子育て中のママ、子育てが終わったママ、ずっと昔子育てをしたおばあちゃんの心にもきっと響く作品です。

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