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本のしょうかい

庭をつくろうの表紙画像

『庭をつくろう!』
ゲルダ・ミューラー 作  ふしみ みさを 訳

あすなろ書房

よく晴れた春の日、大きな庭のあるお家に4人家族が引っ越してきました。

長いこと空き家だったので庭も荒れ放題。「すぐに町一番のきれいな庭に変身させるぞ。」というパパの掛け声とともに、一家に庭づくりがスタートしました。春は庭づくりにぴったりの季節です。

さっそくみんなで計画をたてます。図面も書きました。バンジャマン、妹のキャロリーヌはそれぞれ自分たちの庭のスペースをもらい、思い思いの植物を植えることになりました。バンジャマンは小さな池、もみの木、そしていろいろな花がさく庭、キャロリーヌはラディッシュ、ニンジン、サラダ菜、とたくさんの収穫を今から楽しみに野菜畑にすると張り切っています。さてどんな庭になるのでしょう。

庭をめぐる人々の交流や庭に集まるさまざまな生き物、庭の手入れに使う道具や一家の庭で育つ植物の紹介を交えながら、春夏秋冬、各季節ごとに表情を変える庭の様子が丁寧に描かれていきます。自然と共に暮らすことの素晴らしさ、楽しさが本全体から伝わってきます。

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