こんな本 あんな本

本のしょうかい

こぎつね せかいのはてへゆくの表紙画像

『こぎつね せかいのはてへゆく』
A・トムパート 文  J・ウォールナー 絵
ほしかわ なつよ 訳

童話館

ちょうちょうを追いかけてどんどん遠くへ行ってしまいそうなこぎつね。それを心配して「まいごになりますよ」と呼び戻すかあさんぎつね。おかあさんは庭先でこぎつねのために新しいジャケットをぬっているところです。

家のまわりのはらっぱで遊ぶことに飽きていたこぎつねは「いつかね せかいのはてへゆくたびにでるわ」とおかあさんに宣言しました。

せかいのはてってどんなところ?ずいぶん遠いところ?

さぁ、こぎつねの “せかいのはて旅行”の物語のはじまりはじまり。怖い動物や化け物も待ちかまえている危険がいっぱいの冒険旅行、せかいのはてへ向かう途中にはさまざまな試練が待ちかえているようです。でもそのたびにこぎつねは想像力を駆使し難を逃れ、たくましく旅を続けます。

一方聞き役のかあさんぎつねはまるでその場に居合わせたかのようにドキドキハラハラ心配しながらこぎつねの空想の旅の話を受け止めます。すばらしいおかあさん。

とうとうせかいのはてに到着?というラストシーンにくりひろげられる親子の会話、これがまたなかなかです。かあさんぎつねの導き方は実に見事で思わず拍手を送りたくなります。

矢印バックナンバー

▲このページのトップへ