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本のしょうかい

九九をとなえる王子さまの表紙画像

『九九をとなえる王子さま』
はまのゆか 作

あかね書房

小学2年生のみなさん、九九の勉強は始まりましたか?大人もみんな誰もが小学生の時「九九」という関門を通りました。休み時間に先生の机の横に立って、「今日は○の段」と九九を唱え合格のスタンプをもらえるとホッとしたものです。

さてこの本の主人公、数字の国の王子さまも例外ではありません。でも彼は数字の国の王子というのに算数が大嫌い。なんと魔法のほうきを使って九九を国から追い出してしまったのです。これで遊べる、と喜んだ王子でしたが、さぁ大変。国中が大混乱!!

そこで王子は九九を取り戻そうと数字の森へと旅に出ました。王子は一の段から順番に九九を唱えては数字の森へと進んでいきます。(なぁんだ、王子さまできるじゃない!インドでは二十の段まであるんだって。九の段までなら楽なもんでしょ?)

そうして無事に九九が国に戻ると、算数嫌いのはずだった王子は九九を唱えるのが大好きになって子どもたちに教えるようになっていた、という楽しいお話です。

王子の名前は「かける王子」、本のカバーは外して広げると九九の一覧表になっていたり、見返しにはかけ算表が用意されていたり、と隅から隅まで九九が詰まっています。作者、はまのゆかさんのアイデアとユーモアがたっぷりの一冊です。

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