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本のしょうかい

ランドセルは海を越えての表紙画像

『ランドセルは海を越えて』
内堀タケシ 写真・文

ポプラ社

小学校入学といえばまずランドセル。ピカピカのランドセルを背負った一年生の姿にはいつ出会っても顔がほころびます。

さて、これは10年以上毎年アフガニスタンに人々の暮らしを写真に収めているカメラマン、内堀たけしさんによる写真絵本です。

日本の子どもたちが使い終わったランドセルに文具を入れてアフガニスタンに送るという活動がもう10年以上続いていることを知っていましたか?日本から送られたランドセルを受け取って嬉しそうに勉強する子どもたちの様子が何枚もの写真で紹介されていきます。

アフガニスタンには学校へ通えない子もたくさんいますし、字が読めない大人たちもたくさんいるのです。平和な日本に暮らす私たちには信じられないことですが。

どのページからも政治、宗教、民族などの問題が複雑に絡み合って長く続いている戦争状態の中でも、子どもたちは元気に明るくたくましく暮らしていることが伝わってきて、胸が熱くなります。そして私たちがどんなに恵まれているのかということを痛感します。

「学校は、未来へつながる希望だ。」「ランドセルを背負ったこどもがいることで、学校へ行っていない子どもたちの親が自分の子どもも学校へ行かせたいという気持ちになる。」ランドセルの役割、勉強する意味を深く考えさせてくれる一冊です。

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