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クリスマスだいすきの表紙画像

『クリスマスだいすき』
ピーター・スピア 作 

講談社

さぁ、みんなが楽しみにしているクリスマスが近づいてきました。これはアメリカの家庭のクリスマスの始まりから終わりまでの情景をピーター・スピアさんが90点に及ぶ絵で描く、ことばのない絵本です。

まずはこのビッグイベントの準備です。すっかりクリスマスムードの町へ家族みんなで買いものに出かけ、ツリーや部屋を飾るオーナメントづくりが始まりました。クリスマスカードを書くことも大切な作業です。

それから忘れてはいけないクリスマスツリーやリースを選びに出かけたりマーケットへご馳走の材料を買いに行ったり、と準備はずいぶん前からスタートします。

みんなで教会へ行き厳かな気持ちになるイヴの日を迎え、翌日は楽しい楽しいクリスマス。プレゼントを開いてご馳走を食べて歌を歌って・・・。

スピアさんはここでお話を終わらせません。クリスマスの後の様子も描いています。パーティの後のキッチンではあふれかえった食器をお父さんとお母さんがせっせと洗って片づけ、次の日みんなで居間を掃除しツリーを運びだす様子、町のクリスマス用品のセールや返品コーナー、クリスマスのあとのゴミでいっぱいの家の前や街中のシーンまで描いています。

楽しくてみんな大好きなクリスマスですが、豊かさに対する警告、スピアさんからのメッセージも感じられる作品です。

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