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本のしょうかい

あめのひにの表紙画像

『あめのひに』
チェ・ソンオク 作 キム・ヒョウン 絵
星あキラ キム・ヨンジョン 訳

ブロンズ新社

女の子がびしょぬれになって学校から帰ってきました。きょうはおうちには誰もいません。自分で鍵を開けて自分で大きなバスタオルを頭からかぶって、毎日降りつづく雨にちょっとうんざりしながら「そらにあながあいたみたい」とぼやいています。テーブルの上には夕ご飯とメッセージが乗っているようです。一人はさみしいね、こんな雨の日は特に。

するとトントントンと小さなノックの音。ありさんが雨宿りをお願いしに来ました。それは坂の下のナツメの根元まで雨水があがってきたときでした。しばらくすると、さっきより少し大きなノックの音、こんどはハリネズミさん。坂の下のケヤキの幹まで雨水が上がってきたのです。

ありさんとハリネズミさんが仲良くテーブルの上でくつろいでいると、次はネコさん、ネコは濡れるのが大嫌いです。ネコさんったら女の子の夕ご飯をちゃっかり食べ始めてしまいます。そのうち大きな大きなクマさんまで避難してきます。

そして大雨で海のようになっているおうちの周りを泳ぐクジラさんに誘われてみんなは・・・。さていったいどうなる?雨は止むのでしょうか? 最後の場面がまたステキ!

雨から身を守ろうと次々にやってくる動物たちも、それを快く迎えてあげる女の子もとってもキュート。両者の交流が自然で優しい感じがまたいいな、と雨の季節におススメのこの一冊は韓国の作家コンビの作品です。

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