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本のしょうかい

田んぼの一年の表紙画像

『田んぼの一年』
向田智也 作

小学館

「すごい! 田んぼは生き物でいっぱい。土をたがやし 水をためれば 草が生え 魚が泳ぎ 虫が集まってくる。田んぼは 一年中 人と 生き物の ドラマで あふれているよ。」

本の帯にあるこのことばのとおり、これは田んぼの一年を追いかけ、田んぼを舞台に展開するドラマのような一冊です。

農家の人たちのお米作りの一年がひと月ごとに丁寧に描かれ、四季折々に田んぼに集まるたくさんの動物、植物の様子もうかがえます。実はこの生き物たちもお米作りを支え、見守る大切な面々なのです。

シンプルな表紙のイラスト、よく見ると、カエルさんです。本を開くとまず茶色の見返しが現れます。田んぼの土色を感じながらお米作りの一年をゆっくりながめることにしましょう。

田んぼはもちろん、土の中、水の中、空、周辺の様子、ページの隅から隅までじっくり、どうぞ。

巻末には14ページにわたる「付記」がほどこされています。田んぼの一年の解説、田んぼの仕事のカレンダー、お米の一年、田んぼの言葉辞典、田んぼの生き物インデックス、と読みごたえたっぷりの付記。

日本の暮らし、日本ならではの自然を絵と文で表現している向田智也さんは里地里山の復元活動にも関わっている方です。

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