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本のしょうかい

しろちゃんとはりちゃんの表紙画像

『しろちゃんとはりちゃん』
たしろちさと 作

ひかりのくに

「ぜっこうだ。」「よし。ぜっこうだ。さようなら。」森のおうちで一緒に暮らすなかよしのはずのしろうさぎのしろちゃんとはりねずみのはりちゃんは、ある日大げんかをします。

けんかの理由はというと、こんなこと・・・「えびカレー!」「たまごカレー!」「ぜったいえび!」「たまご!」カレーは二人とも大好きなのに、なにカレーにするかで大衝突したのでした。

はりちゃんが出て行ったあと、あいつはわがままなんだ、いなくなってせいせいした、なんてしろちゃんは意地をはっていましたけれど、まどの外に雪が降り始め暗くなってくると、だんだんだんだんはりちゃんのことが気になりだしました。

寒い雪の中しろちゃんははりちゃんを探しに出かけます。はりちゃんはがけからおっこちた?りょうしのてっぽうにうたれた?オオカミに食べられた?向こうに見えるつみ重なった小枝の山がはりちゃんの残骸に見えたりして、しろちゃん、やっぱりはりちゃんが大好きなんですね。

もちろんはりちゃんは生きていました。無事でした。よかった、よかった。二人は手をつないで森のおうちへ帰ります。あったかいおうちに帰って二人がたべたものは・・・。なかよしが一番!!でもまたまたコロッケでけんかしているみたい。「じゃがいも!」「クリーム!」あーあ。食いしん坊の二人はきっとこの先も「しゃぶしゃぶ!」「すきやき!」、「たぬきうどん!」「きつねそば!」なあんてなかよくけんかしそうです。

表紙にかかる帯カバーは今だけクリスマス仕様になっています。

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