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本のしょうかい

月のみはりばんの表紙画像

『月のみはりばん』
とりごえ まり 作

偕成社

窓から美しい夕日をながめている3人組。でもこの3人、「今日も一日おつかれさま。」なぁんてのんびり優雅に夕焼けを楽しんでいるわけにはいきません。これからが大忙し。なぜってこの人たちは“月のみはりばん”なのです。さぁさぁ、お仕事、お仕事!

まだまだねむいお月さまを起こして、まずは身体測定から始めます。カレンダーによると、今夜は満月。お月さま、まだちょっと欠けていますよ。大好物の目玉焼きを急いでいっぱい食べてまんまるになっていただいて・・・と。お次はお風呂、そしてピカピカになったお月さまを「いってらっしゃい。」「えがおをわすれずにね。」と送り出す3人。トランポリンに弾みをつけてポーン、とお月さまお空へご出勤です。何とか間に合ってよかった、よかった。

でもみはりばんたちの仕事はこれでおしまいではありません。お月さまが無事に帰ってくるまで空の上のお月さまのようすをキチンとみはっていなければならないのです。何しろ「みはりばん」ですから。ほら、ほら、のんきな雲さんがやってきてお月さまとおしゃべりしはじめてしまいました。「雲さん、今夜は満月、ということ忘れないで。お月さまの姿をかくさないでね。」と雲さんに注意するのもみはりばんの役目です。

そうこうしているうちに朝がやってきてお日さまと交代の時間になりました。ごくろうさま。みんなでゆっくりお休みしましょう。

でものんびりなんかしていられません。またまた夜がやってきます。お月さまの出番です。今日からやせなくてはいけないお月さまの食事は目玉焼きひとつだけ、そしてなわとび特訓も待っています。

大変だね、お月さまも。(いや、大変なのはみはりばん3人組か・・・)ユーモアたっぷり、ほんわかあったかい、とりごえまりさんの絵本デビュー作です。

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